集中メシ! アタマの良い人は何を食べているのか?

『集中メシ! アタマの良い人は何を食べているのか?』
水野 雅浩
すばる舎
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【「頑張れない」の正体】
この本、読んでいて思ったことがあります。

多くの人は、
「成果が出ないのは努力不足だ」と思います。
しかし、本当にそうなのか。

日頃出版の相談を受けます。
「企画書が書けません」
「発信が続きません」
「行動できません」

でも話を聞いてみると、
能力が低いわけではありません。むしろ優秀です。
知識も経験もあります。
それなのに動けない。

この本から感じること。
実は、人は思っている以上に
「脳の状態」に支配されている。

疲れている脳。
血糖値が乱れている脳。
睡眠不足の脳。
栄養不足の脳。

そんな状態で
「もっと頑張ろう」と言われても、
なかなか動けないのです。

そりゃ、そうだ!
と納得です、
『集中力は才能ではなく環境』
この本のテーマはとてもシンプルで。

それは、「集中力は食事でつくられる』
ということ。

朝はボーッとしている。
昼は眠くなる。
夕方には判断力が落ちる。
夜は眠れない。
そんな状態を
「仕方ない」と思っている人は多いでしょう。

しかし著者は、
それを根性論ではなく、
食事の設計で変えられると語ります。

私はこの考え方に、
とても共感します。

なぜなら、
成果を出している人ほど、
精神論よりも「仕組み」を重視しているからです。
出版も同じだなあと。

売れる企画を書く人は、
センスがある人ではありません。
構造を理解している人です。

著者として成果を出す人も、
気合いがある人ではありません。
仕組みを持っている人です。

この本を読んでいて、
もう一つ考えさせられました。

私たちは、人生を変えるために
知識を増やそうとします。
ノウハウを学ぼうとします。
思考法を学ぼうとします。
でも、その前にあるものがあります。

それは『脳そのものの状態をもっと気を配れ』です。

どんなに優れた企画も、
疲れ切った脳からは生まれません。
どんなに素晴らしいアイデアも、
集中できない頭からは出てきません。

著者は、
認知症予防の現場、飲食業界、サプリメント開発、企業研修など、
長年「食」と向き合ってきた経験から、
仕事の成果と食事の関係を研究してきました。
その結論が、
「集中力は食からつくられる」
ということなのでしょう。

「出版も人生も「基盤」が先」
私はよく「出版は社会接続だ」
とお伝えしています。

自分の価値を
社会の価値へ翻訳する営みです。
しかし、社会とつながる前に、
まず自分自身との接続が必要です。

自分の身体。自分の感覚。自分の集中力。自分のエネルギー。
それらが整って初めて、人は本来の力を発揮できます。

この本は、食事の本でありながら、
「成果を出す土台をどう作るか」
を問いかけている本だと感じます。

「頑張っているのに成果が出ない」のは、
原因は能力ではなく、
脳のコンディション。

仕事、勉強、受験、資格取得。
「ここぞ」という場面で力を発揮したい人にとって、
一度立ち止まって読んでみる価値のある一冊です。
(終)

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