書籍編集者 城村典子のブログ

編集者とのコミュニケーション<出版業界を知ろうその2>

 

本日のテーマは

「出版業界を知ろうその2」

です。

前回は

「〜企画が採用されないのは、あなたの企画が悪いとは限らない〜」
についてお伝えしました。

 

今回は
「〜編集者とのコミュニケーション〜」

についてお伝えします。

現在、毎月、出版社の編集者との対談勉強会を行っています。
日頃、私の口から、
「出版社とはこういうところ」
「編集者とは、こういう人」

という話をしていますが、
実際、生身の編集者に会っていただいて

どんな実態なのかをリアルで感じていただこうとく企画です。
過去の勉強会は、動画で提供していますので
また、メルマガ等、ご案内をみていただければと思います。

編集者に駄目だしされても落ち込まない

前回、出版社も1社1社特徴も違えば価値観も違う

ということをお伝えしました。
さらに言うと
同じ、出版社にいても、編集者というのは
一人ひとり違うものです。
ヒットを狙いたいと思っている人

社会に残る意義のあるものをつくりたいと思っている人

著者に惚れ込んでつくるひと・・
しかし、いずれにしろ、

編集者が、「この本つくりたい」という
何らかの動機がなければ、その企画は担当しない

ということです。
なので、

企画が良いからといって、必ずしも
編集者が好きでなければ、手に取りません。

例えば

「確かに、良い企画ですね。

他の出版社や編集者でもきっと
手をあげますよ」
なんて言ったりします。
なので、
編集者から、
「ここをこうした方がいい」とか

「もっとこうだったら」

などと、指摘をもらうのは

何らかの興味がある兆しであるかと思います。

意見を言うにも労力がいりますから。
「編集者に駄目だしされても落ち込まない」
と私が言う理由のひとつはこのことです。

興味のないものは
最初からスルーということです。
もうひとつが

どうしても、古い体質の編集者などですた

著者の前で大きな態度をとりがちな傾向もあったり。。。
もう、これは「気にしない」しかありません。
いずれにしろ、

お伝えしたいのは

編集者が企画について、いろいろ言うことに対して

「適度に気にして、気にしすぎないでほしい」
と思います。
自分のことなので

過度にきにする方が多いように感じます。
また、編集者の価値観もさまざまなので

企画書に対する感想は

10人編集者がいれば

10通り。
なので、相性、マッチングが重要であり
何か、厳しい指摘をうけたことを

気にしすぎないで!

思います。

編集者にいい仕事をしてもらって味方にする

著者の大事な本をつくるにあたり

編集者と二人三脚で、本をつくりこみたい!

そう思っている方も多いと思います。
しかし、現実的には

なかなか、そういう熱いシーンは少ないかもしれません。
というのは
ビジネス・実用書の編集者は
ほぼ、月1冊の本を担当しています。
だいたい、企画会議をとおしてから
本ができるのは、6か月

また、企画を通す前にも3か月は準備をしている
当然刊行後もいろいろ携わる

ということを考えると

合計12か月

つまり、常時、渦中の案件だけでも12件
しかかりを手元に持っているといことです。
さらに、いつでも、次のネタを狙っておく必要がある。
なので、
実態としては
編集者との熱くべったりした交流というのは

ほぼないと思った方が現実的だと思います。
その忙しい、編集者とどうコミュニケーションをとるのか

私は、「遠慮」はいらないと思いますが

「くだらないことに手を焼かせない方がいい」

とは感じます。

私が出版社勤務の編集者だったときにも

著者が、遅れに遅れて、ようやく脱稿(原稿を書き上げる)

というシーンで、

脱稿とはいえ、名ばかりで、かなりそこから手をいれなければならない原稿だった

なんてこともしばしば。
そのとき、時間や予算があれば、ライターさんを入れますが

どうでないときは、編集者が手入れをすることもあります。
今、私が感じるのは

確かに著者は、
「手離れできた!」

と喜んでるかもしれませんが、

私は、編集者にここの時間で仕事させてもったいないと思います
きちんとした、クオリティの高い原稿を渡せば

編集者は、そのレベルから、すぐに原稿整理に入り組版に入れます

どんな売り方をしよう

どんな装丁をしようと、ワクワクするはずです。
同じ編集者に働いてもらうなら

本が高まる、広まる、仕事をしてもらいたいと

つくづく思ってしまいます。

クオリティの高い原稿を渡すのは
著者の仕事であると、私は思います。

こんな風に

著者と編集者は、決して、浅い付き合いをするということではなく

短期間でも、べったり打ち合わせをしなくても

密度の濃いコミュニケーションができるとよいと思います。

著者と編集者の間には、深い溝がある

編集者を味方につける

という話にも通じますが、

味方には、しますが、依存はいけません。
「初めての出版だから、編集者が導いてくれる」

というのは、期待するべきことではないと思います。
採用されたところから

すでに、プロなわけですから。
また

出版社の編集者は、出版社に雇われてる人間です。

ミッションは、出版社を儲けさせること。
著者の目的は、

「出版社を儲けさせるコンテンツを提供し
出版社にも儲かってもらうよう努力する行為が
イコール、自分の出版の目的につながること」

で、あると思います。
何がいいたいかというと
著者の最終目標は

「出版社が儲かること」ではないはずで

自分の、出版する目的を、見失わずにこだわってほしいということです。
本を出すのは、著者にとっても、ものすごく労力がいります。

その割に、印税は、ほんの僅かです。

また、リスクもあります。
それでも、本を出そうという意欲

本当に素晴らしいです。
でも、出したいと決意するのは
「誰かを助けたい」

「自分が苦労したことを同じ道を通ってほしくない」

「自分の主張を広めたい」

「ビジネスが広がるようにしたい」
そもそも、いろいろな思惑があるはずです。
著者は、そのことにこだわるべきだと思っています。
その目的を達成するために

出版社にもいい思いをしてもらう
ということです。

 

まとめ

なので、著者と、編集者は、究極の目的は違うが

双方の利害が一致する、共通の目的を一緒に達成しましょう

という関係であることは、捉えておいた方がよいと思っています。

なんで、こういうことをいうかというと

実態としては

著者になるための心構えや、レクチャーはないので

著者の、編集者依存が、ママあると感じているからです。

(情報が少ないから致し方ないと思いますが)
依存で、うまくいけば、全く問題ありませんが、

著者が自分の目的を達成したいのならば
編集者としては、お互いプロ同士、

それぞれ、自立した関係でつきあうことをすすめたいです
そのことにより
よい仕事ができるといいと思います。

 

 

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