書籍編集者 城村典子のブログ

商業出版をするのにコンサルタントは必要なのか?

 

Jディスカヴァーでは、著者の方に

「商業出版で成功する」ことについて
コンサルティングを提供する

そのことを仕事としています。

どのコンサルティングもそうかもしれませんが、
コンサルタントがいなくても成功するのであれば
それにこしたことはない。

では、
商業出版をするのにコンサルタントは必要なのか?

1.商業出版をするのにコンサルタントが必要な3つの理由

私は、商業出版の成功というものが年々変化している中で、
専門家のナビゲーションが、より重要だと感じています。

なぜなら・・・

  1. 出版業界で、新しい企画(著者)のニーズが高まっている。
  2. 出版の企画の精度が年々上がっている。
  3. 商業出版をすることでの、成果が以前にもまして上がっている。

という背景があると思うからです。

この理由のそれぞれが、どういうことなのか、
また、これらがどのように繋がって行くのか、
順を追って見ていきます。

1-1.出版業界で高まっている新しい企画(著者)のニーズとは?

皆さんも実感するように、現在は多様性の時代。

YouTubeを見ると
本当に、色々な嗜好の人がいるとびっくりします。

咀嚼音の再生回数が伸びたり・・・
素人の家づくりを見ていたり・・・

その中で、本も、
(例えば、同じ『副業開始』の話であっても)
「この人から聞きたい!」
の高まりは止まりません。

出版業界では、<新しいユニークな企画が欲しい>というニーズ
これからも高まります。

1-2.出版の企画の精度が年々上がっている?

一方で、
<新しいユニークな企画が欲しい>というニーズがありながら、

これだけメディアがある中で
「書籍」が、どう人々に求めてもらえるかという部分の競争が
激化している
という現状もあります。

実際、出版業界の売り上げは
2018年は1996年度からの半減・・・という状況。

それでも、生き残りをかける書籍業界は、
どんどん編集の工夫をしていると感じていて、
その成果というか、努力の結果、
出版の企画の精度は年々上がってもいるのです。

このように、ニーズはある中で、
はたして、誰が、その座を奪えるかというと

ユニークな活動をしていること「企画力のある著者」

ということになるのです。

ユニークな活動というのは、著者の方にしかできません。

なので、
自分を信じて、どんどん活動していただきたい!!

1-3.商業出版をすることでの、成果が以前にもまして上がっている!

一方で「企画力のある著者」というのは、
勉強しなければ、身につきません。

しかし、逆に、
「企画力を持ってる著者」
というのは、

こんなに強いものはない!!

と言えるのです。

つまり、どういうことかというと、

「商業出版の企画」というのは、
出版社が、自分たちのブランドと売り上げを懸けた真剣勝負なのです。

そのフィルターを通ることのできた企画の完成度の高さがあるということは
これからの信頼に、ますますつながります。

実際に、私も、刊行後の著者の方々の話を聞く機会の中で
著者になる技術を磨き、意識を高め、活動している著者の実績は
めざましいものがあり、いつも驚いています。

どんな時も技術の研鑽は必要かもしれませんが、
それ以上に、時代と業界のニーズがあると思います。

そうしたニーズに乗れる「企画力を持ってる著者」であることで、
商業出版をすることでの成果は、以前にもまして上がっていく
そんな現実を掴みとれるのだと思います。

2.自分の企画力が頼り!

もちろん
「企画は出版社がやるのだから自分はやらない」
という選択をするのは自由です。

でも、不透明な未来をしなやかに生きていくには
自分の企画力が頼りです。

だからこそ、企画力を磨く、企画力を高めることが必要です。

私が30年間積み上げた技術や知見は
現在、どんどんコンテンツ化してセミナーなどでシェアしています。

 


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