書籍編集者 城村典子のブログ

商業出版は、持ち込みで成功するのか?

商業出版をしようと思った場合に、どのような手段を取るのか

私がよく聞くケースをご紹介します。

1 出版社に自分で持ち込む

メリット
お金がかからない。自分で実験できる

デメリット
時間がかかる。傷つく。
採用されても成功しづらいことも。

私がエージェントの仕事をしているからかもしれませんが、
編集者の方からこんな相談を受けます。

「なんかやたら、名指しで企画書がいきなり親しげに送られてくるんですよね」
とか
「持ち込みは危険だから触りたくない」など。

私も編集者だったから、その気持ちはよくわかります。

毎日必死に、本がどうしたら売れるか、営業や上司から圧力をかけられる一方、
著者は締め切りを守らない、原稿のクオリティが上がらない、なんて毎日の中で、

持ち込み原稿を開く気持ちにはなれませんし、
資料がいきなり知ったかぶりな感じが気に障る、
という人もいます。

一方、それを知らずの著者は、セミナーなどで時々お話を伺いますが、
100通出して、お断りの連続と無視にメンタルがやられるという方も。

決して、持ち込みがN Gとは思いませんが、
出版社側の事情を考えると、あまり得策ではないかもしれません。
もちろん、センミツ(1000送って3つの反応)の覚悟があったら、
やってみるのも手かもしれません。

 

2 コンペなどに出席する

メリット
見てもらえるコンセンサスができている場で判断してもらえる

デメリット
対策セミナーでは、自分の戦略の前に、売れる企画にいきがち?

編集者も素人の企画書を見る覚悟で来ますので、
こういう場を利用するのは悪くないと思います。

ただ、当然のことと言えば、当然ですが、
企画書の質が高くなければ手は上がりません。

手が上がったとしても、そこから編集者の要請に答えられなければ、
出版会議を通過することはできません。

また、本を出して自分はどう活動するかの自分軸がないと、
ただ本が出るだけということにもなりかねません。

3 専門家に頼んで紹介してもらう

メリット
出版後の戦略まで作れる。出版社も喜ぶ。

デメリット
費用はかかる。

ここでは、J.Discoverにご依頼いただいた場合を想定してお伝えします。

私たちの場合は、出版後の成功を考えて出版企画書を作ります。
なので、出版後に著者事業が成功しやすいのです。

また、一般的には「あなたのいいことは読者の知りたいことではない」
という通説がありますが、

「自分の言いたいことを読者の知りたい」にすればいいのですから、
ここは軸足の定まった企画になります。
出版社もマッチした企画を扱うので喜びます。

あえて、デメリットを言えば、コンサルフィーがかかります。

得られるものの効果、
失うもののデメリットを考えビジネスをされている方であれば
受けて下さったほうが、何倍もの成果があります。

ただ、以前もお伝えした専門家(コンサルタント)によっても
思想はまちまちなので、自分にあった専門家を選ぶ必要があります。

 

「商業出版のコンサルタントを選ぶには」

商業出版のコンサルタントを選ぶ方法

 

「商業出版は出版エージェントによって格段に成功確率が高まる」

4 賞・コンテストに応募する

メリット
応募形式なのでストレスが低い? 賞金ももらえる?

デメリット
応募したらしばらく塩漬け。負け癖がつく?

賞やコンテストに応募することも決して悪いことではありません。

出版社も「企画」「作品」が見たいと思って公募するのですから、
応募して「ありがとう」と言われたりしますし、

賞をもらうことで、名誉や自信や、
賞金をもらえる賞ではそんなメリットもあります。

ただ、気をつけなくてはいけないのが、
よく、私も出会うのですが、ルーチンになってしまうこと。

どうせダメだと思って送ったものは、やっぱり気合がないからダメなのです。

賞の審査にもよく立ち会いますが、
応募の状態でどんな気合いが入っているかは、審査員にすごく伝わります。

5 知り合いに頼んで出版社を紹介してもらう

メリット
会ってもらいやすい

デメリット
合わないケース、こじれるケースが多い

このケースも、比較的編集者同志で異口同音に言うのが
「このケースが一番こじれる。」

著者から紹介された手前、むげにも断れず、
会うけれども、本当に会うだけで、はっきり断ることもできず、そのまま。
ということもあるようです。

私も、よくお伝えするのが、親戚に出版社の関係者がいるので
企画書を見てもらうというケース。

出版社は3,300社あり、それぞれ特徴が違います。
小説と、専門書の出版社では、全く違う編集ですし、
ファッション系の出版社とビジネス書も人種が違うくらいに違う編集です。

としたら、その親戚が、
自分の出したい本に合った出版社の人であることの確率の方が低いです。

さらに、同じ出版社の中の編集者でも好みがまちまちなので、
同じビジネス書の出版社でも、Aという編集者が評価した企画書に
Bという編集者は全く興味がない、

なんてことも普通にあります。

 

ということで、出版社で出会う方法を5パターンお伝えしました。

どれがいい、悪いではなく、それぞれメリットとデメリットがある、
ということです。

よかったら、城村と一緒にどの道を選ぶかを考えましょう。

 

■「出版体験ツアー」 参加者募集中■
1on1で著者になる体験をエスコート

3,000円の参加費で著者の体験ができます。
お申し込みいただいたら
日程調整+事前準備をナビゲーションいたします。

仔細↓
https://reservestock.jp/stores/article/4253?article_id=24036

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

過去記事

PAGE TOP