悩んでも、揺らいでも、大丈夫 がんばりすぎる心の守り方

『悩んでも、揺らいでも、大丈夫 がんばりすぎる心の守り方 』
長谷 静香
KADOKAWA
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人は、すぐに白黒をつけたがります。
この人は味方か、敵か。
この関係は続けるべきか、切るべきか。
この選択は正しいか、間違っているか。

でも——
本当にそれって、そんなに簡単に決められるものでしょうか。

私は仕事柄、多くの方にアドバイスをします。
その中には、
感謝してくださる方もいれば、
アイデアだけ受け取って、その後は何もない方もいます。

時には、
「(私)を応援するのが当たり前でしょう?」
そんな空気をかもし出してくる人もいます。

そんな中で、この本の著者の方はすごいと思います。
私のアドバイスを覚えていてくださり、
その後も丁寧にご報告をくださる。
さらには、パーティーにもお声がけくださる。

大切にしてくださるから嬉しいということではなく
「この気配りは、どうやって生まれているのか?」

そこに、私は興味を持ちました。
その答えのヒントが、この本にあります。

それが
「ネガティブ・ケイパビリティ」という考え方です。
これは、
「答えが出ない状態を、そのまま持ち続ける力」

多くの人は、
すぐ改善
すぐ正解
すぐ成果
を求めます。

だから、
「この人はいい人か、そうじゃないか」
「この関係は得か、損か」
と、すぐに判断しようとする。

でも本来、人間関係はそんなに単純ではありません。
白とも言えないし、黒とも言えない。
好きとも言い切れないし、嫌いとも言い切れない。
そういう「揺らぎ」の中に、本質があります。

そして、
その揺らぎを持ち続けられる人は、柔軟です。
損得だけで人を判断しない。
自分の都合だけで関係を切らない。
だからこそ、
自分の心に素直な行動ができる。

今の時代は、便利になった反面、
すぐ答えを出すこと
すぐ判断すること
が求められすぎています。

でもそれが逆に、
“ゲンキンな付き合い”を生み、
結果として自分自身を苦しめている
ようにも感じます。

この本の著者は、とてもやわらかく、優しい方です。
でも同時に、
とても強い人でもある
そう感じました。

なぜなら、
「答えを出さないまま、生きる」ことは強さだからです。

この本は、
悩んでいい
揺らいでいい
そう語りかけてくれます。

そしてもう一歩進めるなら、
それを言葉にできたとき、人生は動き出す。

元気に活動するために必要なのは、
スキルでもノウハウでもなく、
自分の心と体という“土台”です。

この本は、
「答えを出せない自分を許す本」

そして同時に、
「解決ではなく、受容で人は救われる」
そう教えてくれる一冊です。
(終)

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