書籍編集者 城村典子のブログ

そもそも出版企画書とは?

「本を出版したい!」と思ったら、まずは出版企画書を作成しましょう。
といわれても、出版企画書って何? どうやって書くの? という人も多いと思います。
そんな方々のために、ここでは、出版企画書の書き方についてお伝えします。

なぜ出版企画書を作成するのか?

あなたが本を出版したいと考えていたら、まず初めに何をしますか?
編集者に会いにいく? 原稿執筆に取りかかる?
一見、よさそうに見えますが、これらの行為をしても即出版につながる可能性は低いです。

なぜならば、多忙な編集者はよっぽど親しかったり、ビッグネームだったりしない限り、気軽に著者候補に会おうとはしてくれませんし、大作を執筆したとしても最後まで目を通してくれることはほとんどありません。

そんな編集者たちの興味を引きつけるのに有効なのが“出版企画書”です。

“出版企画書”

なんていうと、「なんだか難しそう」と思う人もいるかもしれません。
しかし、恐れる必要はありません。
出版企画書はあなたが出版したい本のイメージを伝えるためのツール。
あなたの思いを自由にしたためてもらえばいいのです。

といわれても、「出版企画書といわれても、何を書けばいいか分からない!」という人が大半でしょう。
そんな方々のために、出版企画書のテンプレートと各項目の解説を用意しましたので、ぜひ活用してください。

 

出版企画書のダウンロードはこちらから! 
https://www.reservestock.jp/subscribe/MTFiNDEyNDg4M

 

出版企画書における必須項目を解説!

 

1.タイトル

タイトルは書籍にとって最も大切な要素の一つ。
ほかがいまいちでも、タイトルが秀逸であればそれだけで企画書が採用されるケースもあります。
だからこそ、熟考してもらいたいのです。
タイトルの付け方のポイントは、奇をてらうよりも、多少長くなっても構わないので、自分の伝えたい内容を盛り込むこと。
良いタイトル案が思い浮かばない方は、「4.印象に残る出版企画書にするためのタイトルの付け方」も参考にごらんください。

2.著者名/肩書

著者名は本名またはビジネスネームで大丈夫です。
ですが、よほどの有名人でない限り、著者名を掲載しただけでは「この人、誰?」と思われてしまいます。
そこを補完する上で重要なのが、肩書です。

肩書と聞くと、「○○株式会社 代表取締役」といった社名や役職名を思い浮かべる人が多いと思います。
ですが、トヨタ自動車やグーグルなどの有名企業でない限り、社名を掲載しても、読者のほとんどはどんな会社か分かりません。
読者に自分のことを分かってもらうためにも、「美容サロン専門コンサルタント」、「女性のための起業塾代表」など、「自分は何者であるか」をひと言で伝えることが大事です。

3.概要

書籍の概要を書きます。
ただ内容を連ねるのではなく、「なぜ読者はこの本を読みたいのか」、「この本を読んだらどのようなメリットがあるのか」を意識しながら書きましょう。
(企画概要の詳しい書き方については「5.出版企画書の中心『企画概要』の勝負のしどころ」をごらんください)

4.企画意図・背景

「なぜこの本を出版したいのか」。
出版に至るまでの背景や企画意図を説明しましょう。

「世の中でブームになっているから」では通用しません。
あなたの実績や行動から何を感じ取り、何を伝えたいと思ったのかを、記す必要があります。
(企画意図・背景の詳しい書き方については、「10.『企画意図・背景』で、思いっきり思いを伝えるのがツボ」をごらんください)

5.読者ターゲット

「30~40代の男性」、「老若男女誰でもOK」といった広範囲の読者ターゲットを提示する人がいますが、「みんなに読んでほしい≓誰の心にも響かない」となることが多いです。
実際にはターゲット以外の人たちが手に取ることもありますが、企画書の段階では「片思いに悩む10~20代の女子学生」「上司とのコミュニケーションに悩む社会人3年目の男性」などできる限り読者ターゲットを絞ることをおすすめします。
(読者ターゲットの絞り方については、「8.多くの人が間違いがちは読者ターゲット」をごらんください)

6.プロフィール

出版社によってプロフィールの重要度は異なりますが、よほどの有名人でない限り、プロフィールには力を入れたほうがいいでしょう。
「○○大学卒業」「○○会社に勤務」といった経歴よりも、「なぜその仕事に就いたのか」「その仕事に従事してどのような実績を上げたのか」など著書との関連性を詳しく書いたほうが読者の関心は高まります。
(プロフィールの書き方については、「6.これだけで出版依頼が来るプロフィールとは」をごらんください)

7.構成案

構成案は、本の目次のこと。
自分だったら、こんな目次にするという本の流れを書きましょう。
ここでのポイントは、実際に出版されている書籍の目次のように、読み手の心を動かすキャッチコピーを羅列すること。

例えば、
「投資の始め方」よりも「初めての投資はネット証券でラクラクスタート」、
「決算書について」よりも「『決算書』ってなんだ?」、
と書かれていたほうが、読み手の興味を引きますよね。

ただ書きたいことを羅列するのではなく、編集者が「読んでみたい!」と思うような目次を作りましょう。
(構成案の作り方については「9.なめてはいけない構成案。ここに宝が眠ってる。」をごらんください)

8.類書

類書とは、自著と同じカテゴリーに属する本のこと。
類書を調査・分析することで、このジャンルの本がどれぐらい売れるかを編集者は把握することができます。
(類書の探し方については「11.誰も教えてくれなかった 類書の差別化の表現」をごらんください)

9.類書の差別化

類書を探すと同時に、類書がありながらも、なぜあなたは新たに著書を出版しようとしているのか? についても考えましょう。
すでにある本と同じ内容の本を再度出版する必要はありません。
あなたにしか書けない“何か”があることで、出版実現の可能性が高まっていきます。

10.本を売り伸ばすためのプラン

著書は出版して終わりではありません。
発売後、一人でも多くの人の手に渡るよう販売しなくてはなりません。

商業出版の場合、出版社も販促しますが、すべて出版社任せでは出版社のモチベーションも下がってしまいます。
著者自ら率先して販促プランを立てる。そのぐらいの心意気で臨むことが大事です。
(著書の販促方法について詳しく知りたい方は「7.本を売る方法を考えると出版企画のエッジが立つ理由」をごらんください)。

出版企画書は著者と編集者をつなぐ架け橋

「出版すべき良いネタはある」と思っていても、それを上手に編集者に表現できなくては、あなたの出版は叶いません。
上記の内容を参考に、ぜひ編集者に「この著者に会ってみたい!」と思われるような企画書を作成してくださいね。

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