書籍編集者 城村典子のブログ

出版社ができることの限界 <著者が本を売る必要性 その1>

 

今回は
『なぜ、著者が本を売らなくてはいけないのか』 その1
~出版社ができることの限界~
です。

出版社が売るのが仕事でしょ? の危険

最近は、私のところに相談にくる方も
ある程度、事前に知識があったり、情報があったりするので

「私は書く人、売るのは出版社」ときっぱり言い切り
自分は、「販促はなにもしませ〜ん」

と、言い切るような人は、だいぶ減ったように感じます。
では、
「なぜ、著者が本を売らなくてはいけないのか」
と、まで、私が強く言うのか

4回に渡り、お伝えしていきます。

まずは、端的に結論を言うと

「出版社のやれることに限界がある」ということです。
これまでの、メール講座でもお伝えしてきたように

本は、2割くらいしか、損益分岐点をクリアして
成功している本はありません。

企業として、出版社がそれでいいと思っているわけはなく
厳しい企画会議を通過させている

にも、関わらずこの結果です。
一定の働きかけをしたら、その後は、売れ行きをみて、

初動のいい本に対して、追い打ちをかけて売り伸ばしをする

それが、出版社の「型(かた)」です。
毎月のルーチンの

企画会議、営業会議

営業活動と、それぞれ、その役割の人は一生懸命やっています。

その中で工夫もするし知恵も出しています。

でも、会社ですから

そこから、反響の高い商品を、より売り伸ばしていくのは当然です。
この型、ルーチンに、どうプラスをしていくのか

オンしていくのかは、著者の働きかけ以外にありません。
もちろん、神風が吹いて

映画化される、テレビで取り上げられる

というのは、なくはないのかもしれませんが
それにしても、神風を起こす元をつくるのを、待っていてもはじまりませんよね

もちろん出版業界自体に課題がないとは言いません。

私も、業界にいる人間としては、大きな課題だと捉えています。

他の業界のように、もっと工夫をするべきことはあるように考えています。

でも、ここで、著者が出版業界の問題を、評論家のように言っていてもはじまりません。

そんなのを待っていたら、5年たったって変革されるかどうかなんてわからない。

ましては、担当編集者に迫ったところで

「やりにくい著者」という印象を受け付けることになるでしょう。

むしろ
「応援する」方が、効果があるはずです
だから、出版社任せにするのは、著者の自由ですが、
せっかくのチャンス、傍観するのはもったいないです。

 

出版社オファーが殺到したら、落ち着いて考えよう

 

そうは言っても

今まで、ほとんど、自分は努力していないのに、売れてしまった

という人も中にはいるでしょう。
私が、無料相談の窓口を開設した際にそういう方がいました。
ご相談の内容は

「15冊本を書いてきたが、今、ぱったりオファーがない」

というものでした。
よくよく、お話を聞くと
2冊めの本が、とても売れて
その後、オファーが殺到し、

いい方だったのでしょう、まじめに、すべてのオファーを受け

一生懸命本を書いたようです。
過去の実績をみると、毎月のように本がでているときもありました。
ところが
毎月のように本がでていると

本の内容も似てしまったり、
内容も粗くなってきてしまったりと、危険です

ご本人も、その頃は、忙しくて何がなんだかわからなかったとおっしゃっていました。

そのピークが過ぎてしばらくたって、その実績をみてみると
何冊も本を出したという実績は残るものの

2冊めのヒット以降
出すたびに、実績の数字が、右肩下がりになっている著者

という記録の持ち主になってしまっています。

オファー出版は、

出版社から認められう人という意味では、とてもうれしい話です。
でも、受けるべきかは、しっかり考えておくべき
そのためにも、自分はどうして、本を出したいのか

何を伝えるべきなのか
については、オファーが来てから考えるのではなく
日頃から考えるようにしておきたい。
そういう意味でも

「著者になる習慣」「著者である習慣」を身につけておくことを

推奨したいのです。

自分の軸が決まっていれば
オファーの際、お断りするのも筋が通るし

逆提案しやすいし
混乱や、もめごともや後悔もすくなくなります。
オファーをしているのに

曖昧にことわったり、

進めて途中で降りるのは、一番、出版社への印象も悪くなります

自分の実績に傷がついたと出版社の文句が言える?

蛇足かもしれませんが、

時々、

「この出版社のおかげで自分に傷がついた!」と言う著者の声を聞きます。
言いたい気持ちはわからなくありませんが、

おそらく、言えば、言うほど、不利な立場になるように思います。
泣き寝入りをしようということではなく、

だからこそ、事前に出版業界や、著者になることの事前情報を仕入れて

著者になることに取り組むとよいかと思います。
それでも、「こんな結果になっちゃった」

ということでしたら、
でも、とはいえ、

そこから、挽回のチャンスや方法がないわけではありません。
最後は、企画のちから。
企画は、その著者の生き様でもあります。
しっかり取り組み、いい企画をつくるということだと思います。
最後は、著者の思いと、継続です。

 

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