こころから 飯野正行詩集

「こころから 飯野正行詩集」
飯野正行 著
ポエムピース 刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4908827036

 

 

 

思いっきり泣ける詩集

 

 

死んでしまった父、
山小屋ぐらし、労働、恋。
北の大地から、
忘れていた生きる感動を届けます!
 

 
森の中を父さんと歩いていました
泥だらけのジュースの空き瓶が一本
ぼくはそれを拾って石の塔の上に置きました
山に登って虫取りをして
街の景色を眺めて帰って来ました
さっきの所に来た時
ぼくの足は動かなくなりました
あのジュースの空き瓶に
一本の草花が生けてあったのです
 

 

 
Ⅰ父と

山に入るか
プレハブのお城
いろいろなことを
カチューシャ
開墾
森の息吹

吹雪の中を歩く
星空を眺めながら
静かな始まり
父さんのことば
湧き水

 

Ⅱ働く

会社に着くとまず
警備のお兄ちゃん
今日だけの贅沢
今日なに食うかなぁ
職場に若い娘が
深い緑が雲のように
真夜中のフットワーク
世界のクリーニング
朝の黙想

 

 
Ⅲ愛

Capricio romantico
誕生プレゼント
それは秋でした
大切なこと
どうしてかな
こころから
父の家は
 

 

著書に「せつないほどに 飯野正行第2詩集」あります。

 

 

 

 

 

*この記事は、ネット上の書評を引用して構成しています

 

 

 

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