「Call My Name コール マイネーム 大丈夫、そばにいるよ」
葉祥明 浄土宗：監修
みらいパブリッシング
https://www.amazon.co.jp/dp/4434260308/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_Rr88Cb1VSRVSW
浄土三部経の中一つ「阿弥陀経」を優しく解いた本、
浄土に往生したいと願う庶民も
「なむあみだぶつ」と阿弥陀様の名前を唱えることで叶う。
多くの人の心の平安をもたらしたと聞く。
この本は、2009年に刊行された本の復刊。
初版を刊行する際にご縁があって、企画から関わらせてもらった。
人は必ず死を迎える。
多くの生き物の、無数の死と命の誕生の繰り返しで
今があるわけだが、「死」は辛い。
物心ついて、「人は死ぬ」ということを知った時のショックは今でも覚えている。
折り紙で神様を作って毎日、
「身近な人たち死なないように」と祈っていた。
永遠に生きていて欲しいと祈った。
小さい子どもであった私にとって、身近な人たちがいなくなるというのは
考えられない恐怖だったのだと思う。
年齢を重ねてくると
残された者もそうだが、旅立つ側の悲しさも思うようになる。
残された者は仲間がいるが
旅立つ者は一人だ。
この本は
残された者が
旅立った人の心を思う時に
浄土にあって安らかな姿を想像し、
再会を願い
そして、今を生きる強さをくれる。
「生きる」
毎日を当たり前のように生きているが、
今命があることは、当たり前のことではない。
この本は、今を生きる人にも、
今の命を考えさせてくれる
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