説明は速さで決まる ~ 一瞬で理解される「伝え方」の技術 ~

「説明は速さで決まる ~ 一瞬で理解される「伝え方」の技術 ~」
中村圭
きずな出版
https://www.amazon.co.jp/dp/4866630752/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_q2L6Cb23W64PC

 

 

この著者は、コピーライター。
言葉のプロだ。

 

私の仕事は、わかりやすくいうと編集者。
ある事象・情報から、どうしたら、本になるかを考えるのが仕事。

 

その作業は、多分に言葉を使う仕事だ。
言葉を構築して、本の設計図である「企画を考える」
そして、それを具現化するために原稿を書いてもらう。

 

言葉が命。
著者に企画書を書いてもらうときにも、
説明ができるだけではなく
どういう本にするのかの作戦が明確である必要がある。

 

銀行マンが、サラリーマンを続けながら資産を構築することを書いた本

「いますぐ妻を社長にしなさい」というヒット本があるが
「銀行マンが、サラリーマンを続けながら資産を構築する方法」だったら
こんなに売れなかっただろう。

 

私が響いたコピーをいくつか

「相手の脳に負担をかけない。それが、情報過多時代の説明のおもてなし」

本当に、おっしゃる通り。
できる、ビジネスパーソンは、
相手に手間をかけないコミュニケーションをする。

 

「電話ですら嫌がられる時代」

「自分に関係ないと思った情報は、即座に遮断するクセができている」

 

こんな時代に、本を作っているのだと、改めて愕然とする
本当に読者の心を掴むのは大変だ。
と、人ごとみたいにも言っていられない。

 

とにかく、スピードは上がっている。
昔は、東京大阪間は、歩くか、篭か、馬に乗るか。
それが、今は、2時間半で移動する。

 

フィギャアスケートなども
男子が4回転と言っていたのが、今は女子が4回転を飛ぶ。

 

 

古代語の研究をしている人などからは
相当話し言葉は今に比べるとゆっくりであったという話を聞く。

 

今では、何千キロも離れた人と、インターネットで
あっという間に通信できるってすごい変化だ。

 

この本でも「一瞬で理解される」だから
もう、秒速の世界。

やっぱり、最初の印象は大きい!

本を書きたい人も参考になる話がいっぱいだ。

 

 

【こんな本 amazonより】

報告、打ち合わせ、プレゼン、面接。なぜ、あなたの話は伝わらないのか?言葉の選び方、並べ方を変えるだけで、口ベタでも、うまくいく!

 

すべての説明の悩みは「速さ」が解決する。
国内外で80以上の賞を受賞した現役の敏腕コピーライターが、
「説明が苦手な人たち」に贈る、伝え方の技術!

●説明は「わかりやすい」だけではダメ
情報過多・スピード重視の現代では
「わかりやすい」+「短い」=「速い! 」
説明でなければ相手に伝わらない。

●「ポイントは3つあります」はNG
よく聞くアドバイスだが、
「3つもポイントがあるのか、長いな」
と思わせてしまう。
もっと端的な「伝わる言い方」がある。

●口ベタな人でもうまくいく!
著者はもともと
「自分でしゃべっていることがわからなくなる」
など「説明の劣等生」だったが
「コピーライターの技術」を応用することで克服! 
本書でそのすべてを伝授。

★ ★ 内容紹介 ★ ★
はじめに 説明の悩みは「速さ」が解決する
序章 説明にスピードが求められる時代になった
・相手の時間を奪わない説明が一番評価される
・現代人の脳は聞いたことのない話が大好き
・説明のイヤイヤ期を早く卒業したほうがいい理由
・速い説明のできる人が稼げる人になる
第1章 ターゲット思考
・コピーライターの技術はタイムマシンである
・まずは文章から短くするべき理由
・「説明の宝箱」を見直そう
・いらない言葉を削り、適切な言葉を探す
・「相手と同じ言葉」を使うのが基本
・言葉は外に出さないと良し悪しを判断できない
第2章 最速説明マップ
・「説明が苦手」の正体、お教えします
・話が長くなってしまう原因
・説明は分解すれば怖くない
・「箇条書き」だけすればいい
・自己紹介は要素の組み合わせで決まる
・中身の詰まった140字はこうやって書く
・もしも項目が多くなりすぎたら
・最終的に箇条書きはいらなくなる
第3章 透明ルート標識
・あなたの言葉はそのままでは伝わらない
・「ポイントは3つあります」の問題点
・コピーライターはこっそり「説明のルート」をつくる
・1単語でいろいろ伝わる日本語のすごさ
・自由度の高い「ビフォアー&アフター」型
第4章 脳内ナビ・ワード
・相手を話に引き込んで最後まで飽きさせない技術
・たとえ話
・ニュー慣用句
・数字
・体験談
第5章 無意識クラクション
・ポイントをさりげなく強調して印象に残す
・あえて同じ言葉を重ねてみる
・文章には落差をつけろ
・相手に問いかける
・「韻」を踏もう
・ちょっとだけ言葉をズラそう
・透明の技はおもてなしだ
終章 シチュエーション別で見る「説明のコツ」
・上司への説明(上司が途中でしゃべりはじめたら?)
・部下への説明(パワハラと言われないために)
・打ち合わせ(無理に話さなくてもスムーズに進む方法)
・プレゼンテーション(どうすれば相手の印象に残る?)
・SNS(いいね! やシェア数を伸ばす法則)
・自己紹介(すぐに相手に覚えてもらえるテクニック)
・目標設定(三日坊主にならない目標のつくり方)

著者について

中村 圭(なかむら・けい)
博報堂所属のコピーライター。
世界最高の広告賞であるカンヌ国際クリエイティビティフェスティバルの金賞や、
国内最高の賞であるACCのゴールドを受賞。
世界各国の30歳以下のプロで争われる
ヤングスパイクスの日本代表にも選出されシルバーを獲得するなど、
国内外で80以上の賞を獲得している。
また、広告制作の傍ら、講演、セミナー、学校での授業などを通じて、
コピーライティングの技術を、
誰でも使いやすい「伝える技術」にして教えている。

 

 

 

 

 

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