書籍編集者 城村典子のブログ

オファー出版はチャンス? それともリスク?

 

「出版社から、執筆依頼がきた」

「編集者が会いたいと言ってきた」

ちょっと、カッコいいですよね。

中には、自分からは、売り込まない、オファーを待つ。

という人もいます。


もちろん、編集者が興味もつのどの人になる。

依頼が来るくらいの実績がある。



とても重要だし、それを目指していたのでしたら

ひとつの、成果です。


「悪いことなんかひとつもないのでは?」

と考える人も多いですが、


「何の準備もないまま、

オファーのママに仕事を受けない」

ことが重要だと思っています。


というのは

極端なことを言えば

出版社は、自社の商品として売れる商品の書き手を
探しているわけであり

著者の今後の計画や、ビジョンについては
関知するところではありません。

もちろん
著者が、出版後大活躍していってくれることは
大歓迎、大いに望むことですが

実質、現状、出版物は、よくて3割
下手すれば、2割が、売上実績の勝ち組です。

つまり、毎月10アイテム刊行する出版社では
そのうちの2アイテムしか、売れた商品がない

というのが実態。


出版社のオファーのまま、本を苦労して執筆して書いて
結果、売れなかった
ということは、当然、ありうる話です。


私はの、お奨めとしては

自分の仕事に一生懸命邁進していたら
いつでも、出版の
オファーが来ても慌てない準備を

しておくのがいいと思っています。

だって、いつでもその可能性はあるわけです。

でも、そのときに何の準備もないと

「依頼がうれしい!」とあまり考えずに受けてしまったり

逆に、途中でやっぱり違うと辞退をして
相手に大迷惑をかけたり・・・

そうならないように
自分は、どういう本を書くことが正しいかを
考えておくということです。

本の企画を考えることは

社会にデビューする自分の立ち位置や
ミッションを確認する作業でもあります。

また、そういう心の準備ができていると
自然と、自分の仕事もうまくいくようになったり

結果、出版のオファーがやってきたり

私の周りにもそういう人が多くいます。




出版の時期は、これからでも

出版の企画を考えておきましょう


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