書籍編集者 城村典子のブログ

企画を渡したら編集者に任せる?


DVDで「私の中のあなた」を観ました。
ごめんなさい。
気軽な気持ちで観はじめましたが、
涙が止まらない。
鼻もブンブンかめて
「これは、家で観るよかった」とつくづく、
一人もいやな人がでてこない。
みな、一生懸命生きてきて、
お母さんの一生懸命。
だからこそ、ひずみもでてきますが
決して、誰かを貶めようというものではありません。
お姉ちゃんの妹を思う気持ち
妹のおねえちゃんを思う気持ち
ああ、思い出しても泣けてきます。
これは、映画は、原作の小説と大きく展開が違います。
経緯はわかりませんが
原作者は、映像作品と仕上げるにあたり
そこは、映画スタッフに託し、それが世に出てこの作品になっています。
私も日頃、制作、創作の世界にいるわけですが
ものづくりでは、本当にそのチームメンバーの信頼関係が重要です。
能力もありますが、場数がものをいうというのもあります。
著者の方は、その道でプロなのですが
本づくりでは初めてであったりするので
もっと主張した方がいいところで主張しなかったり
ここは、こだわっても意味ない というところで、こだわったり
ということがママあります。
私が一番いいと思うのは
企画書の作成段階で、よく遂行して、固めること
それを補助するには、人にみてもらって意見を聞くこと。
それを繰り返すと、自分のこだわりが見えてきます。
自分のこだわりを把握できると
相手に、何を譲れて(むしろ、その部分は広げて、相手の創造力も使えて)
何を譲れないかがはっきりするので
本のクオリティ、出版の事業自体も成功する可能性があがります。

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