出版企画書の「企画概要」には何を書けば良い?
出版企画書に限らず、企画書には「企画概要」という項目が必ずあります。
概要なので、企画の大まかな内容を書けばいいですが、思いが強すぎるとつい長々と書いてしまいがち。
短い文章で企画の“胆”となる部分を伝えるには、何に気をつければ良いのか?
ここでは、企画概要を書く上でのポイントをお伝えします。
企画概要を書くときはココに注目!
1.なぜ今この本を出版すべきか
企画概要を書く際、「なぜこの本を出版すべきか」理由を書きましょう。
例えば、あなたが婚活コンサルタントである場合。
本当の出版の目的は「自分のビジネスの加速」だったとしても、それを前面に押し出してはいけません。
なぜなら出版社は読者が求める本を出版したいわけであって、決してあなたのビジネス加速のために自社から出版しようとは思わないからです。
だからこのような場合、
「近年、恋愛に奥手だったり、一度も恋人ができたことがなかったりする若者が増えています。彼らは決して恋愛や結婚に興味が無いわけではなく、『異性にどうアプローチすればいいか分からない』、『フラれるのが恐い』、『過去の恋愛が忘れられない』といった理由で一歩踏み出せないことが分かっています。このような男女に恋愛、結婚を通じて、素晴らしい人生を歩んでもらいたいという思いから本書を執筆したいと思います」
といった具合に“なぜあなたが出版したいと思ったのか”を明確に打ち出すことで、編集者の共感を得ましょう。
2.読者のために何ができるのか
主に実用書やビジネス書の場合、“問題解決”のため書籍を購入する人が多いです。
「職場の人間関係を良くしたい」「恋人が欲しい」「新しい趣味に挑戦したい」など問題や欲求を抱えた人たちが書棚の前に立ち、自身の問題を解決してくれたり、欲求を解消してくれたりしそうな本を選んでいきます。
そのため、企画概要では“あなたの本を読めば読者は一体何を得られるのか”を明確にしなくてはなりません。
概要なので詳しく書く必要はありませんが、婚活コンサルタントでしたら「奥手な10~20代でも恋人をゲットできる方法」といった具合に、どんな効能があるのかを明示する必要があります。
企画概要には企画のポイントを凝縮しよう!
企画概要はあくまでも大まかな内容。
章ごとの詳細は構成案に記入しますし、詳しく書く必要はありません。
大切なのは、この本が誕生することで“どのような人たちが、どのような問題を解決できるのか”流れが分かること。
編集者に書籍の全体像を把握させることが最大の目的となります。
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