オファーが来たら書くということ
時折、「出版企画書は書いたことがない」
という著者の方もいます。
これを聞いてどう思いますか?
「出版企画書なんて書く必要がないんだ」とか
「出版企画書なんて書くのは格好悪い」と思いますか?
でも、そう思ってただ待っているのは危険だ
と私は思います。
もちろん、実力をつけることを意識すること、
出版社からも注目されるくらいの人になるための行動をとることは大事です。
でも、プラス、
自分が本を出すのだとしたら、
どういう角度で、どういう戦略で出すのがいいのか、
それは、しっかりと意識しておいてほしいのです。
注目を集めるようになると、
雑誌やテレビの取材を受けることもあると思います。
そのときに、無意識で受けるのと意識的に受けるのとでは全然違いますから、
出版社からのオファーが来る、という想定もしておいてほしいのです。
なぜなら、
自分が世に伝えたいと思っている方向ではないもので
本を出すことになってしまう危険性もあるからです。
他者が客観的に評価してくれることは、決して悪いことではありません。
しかし、
例えば、自分は「恋愛コンサルタント」であるのに、
たまたま別れ話を上手にまとめたことが注目を浴び、
「終わる恋を綺麗にかたづける本」というような本が出ることになり、
本人としてはそれが本意でなかったとしたら、
とてもテンションが下がりませんか?
売れたら売れたで、
「終わる恋コンサルタント」としての知名度がどんどん上がるのも困るし、
売れなかった場合には、
「売れなかった本の著者」というレッテルが貼られてしまうかもしれないし、
せっかく本を出版したのに、
それがつまらない思い出になってしまうとしたら、
とても残念なことだと私は思うのです。
まだ、自分は著者になる時期ではない
オファーをただ待つ、という人とちょっと似ていますが、
「私はまだまだ出版できるような人ではない」
「著者になるのはまだ早い」
などという人がいます。
もちろん、著者になるには、ご縁とタイミングというものがあります。
「まだまだ、実績がない」と言っている人は、
いくら実績がついても、いつまでも、まだまだだと思うことが多いようです。
著者になるのに、
「稲盛さんのようになったら本を出す」とか
「池上さんみたいになったら本を出す」などと言っていたら、
そうなる確率はすごく低いわけですし、
皆が皆、稲盛さんや池上さんの本だけを読みたいわけではありません。
例えば、
「起業したての自分がぶつかるお金の不安を解決したい」
という問いに、稲盛さんが答えられると思いますか?
もちろん、稲盛さん流の回答はあり、
問いかけた人に参考になる部分もあるかもしれませんが、
欲しいのは、精神論より「自分の等身大の悩みをわかって答えてくれる人」
ではないでしょうか。
例えば、5年前に起業して、
ロケットスタートでもなく、ただ順調なのでもなく、
お金の不安と対峙しながら解決してきた人の話のほうが
聞きたいですよね?
ですから、時期は、今かもしれないのです。
逆に、「今出版したい」と思っても、
ご縁とタイミングがなければ、2年、3年なんてすぐ経ってしまいます。
「本を出す」と決めたら、準備はすぐに始めるほうがいいと思います。
著者になる習慣 著者である習慣を身につける
準備をするとどういうことがわかるか。
「フラッグ(目標)がより明確に見えてきて、モチベーションが上がる」
のです。
私のところに相談にやってくる人のほとんどが、
「著者になる方法がわからない」
「出版ってどうやってするのかわからない」
と言います。
そういうわからないものとわからないまま対峙するより、
こういうアクションを起こして、
こういう状態に自分を持っていくことで、
こういう条件が整って、著者になれるんだ!
ということがわかると、
具体的に起こすべきアクションがわかるので、
モチベーションがぐんと上がります。
いきなり書いた企画書が採用されることがなくても、嘆く必要はありません。
何度も書いているうちに、書くことに慣れてきます。
考え方も習得できます。
何が足りないか、という課題もわかります。
出版企画書を書いてみてこそ、具体的な課題がわかるのです
著者になるのは「1日にしてならず」なので、
「著者になる習慣」
「著者である習慣」
を身につけることによって、
「出版」というフラッグ(目標)に向かって、
自身を成長させることができるのです。
出版企画書のダウンロードはこちらから!
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