時間のデザイン

『時間のデザイン』
井上新八
サンクチュアリ出版
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これまたすごい本。
時間術ではなく、「時間のデザイン」というのが納得。

 

私は、仕事柄、デザイナーさんとは、よくご一緒します。
私のデザインに対する感覚は、
「緻密な設計」による「伝達の拡大」

 

受け持ってる大学の「出版ジャーナリズム」の授業でも
本のデザインで講義するたびにも、このことを感じます。

 

なぜ、この色か、書体か、構図か、このあきか、
紙か、印刷加工か、この製本か、
全て、必然。意味がある。

 

この本の巻頭で、井上さんの装幀デザインのラインナップが
提示してくれてますが、
これを見ても、著者・井上さんの哲学を感じます。

 

ご自身の能力を、各本の魅力に、最大アジャストして発揮する。
やっぱり、デザインって「緻密な設計」だと実感。

 

何を設計するかっていうと
「自分の能力」を「緻密に設計する」

 

「緻密に」が、肝。

 

どんな風に設計するかというと
1 習慣化する(この著者は、習慣家)
2 早くやる
3 たくさんやる
4 なんでもやる

 

・習慣は、継続、能力資産は継続でしか生まれない。
・早くやるは、プロの必然。完成度を保ち早くするから、
スキルが上がる
・たくさんやる。スピードの限界がきたら量
・なんでもやる。能力を広げるには、応用、多角化。

 

これをやると、最適解の設計に自分がなっちゃう。

 

早く、たくさん、なんでもやるから粒度が上がり
柔軟になる。すごい。
だから、時間が創造される。

 

私は、今まで、「時間がない」って思ったことが
ありませんでした。

 

でも、それは、単に
「やりたいことだけをやる」
という、
単に、動物のように活動をしてただけだと。

 

でも、私もスキルを上げてるタイミングは、
「やりたい」だけで、スタートして、
スタートしてから
いろいろ出来事が現れ、
その出来事の後始末に、ヒーヒー言いながら
対応する。

 

この後始末の対応の時にスキルが上がってる。

 

締め切りもあるし、
やらなきゃ、信用も失うし
なんでもやらなきゃならないし、

 

そして
そんなことばっかりの毎日なので、
たくさんやる。

 

だったら、最初から、井上さんのように
ちゃんとやっときゃいいのにです。
やっぱり、井上さんは、おしゃれでスマートです。

 

時間をデザインって、
この本を読めば、誰でもできる、
そして、自分のスキルを静かに爆上げする。
そんな力です。
(終)

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