読書の技法

「読書の技法」
佐藤 優
東洋経済新報社
https://www.amazon.co.jp/dp/4492044698/

 

月平均300冊、多い月は500冊以上の本を読む。

 

蔵書は4万冊。

 

佐藤優さんの著書の濃厚さを考えると

背景にある知の集積なんだなあ、ということを再認識。

 

佐藤優さん、という人のそもそもスペックの高さは圧巻です。

 

スポーツの上達のきっかけとして、

上手な人のプレイを見るということがあります。

 

ホームランバッターが、スコーンと易々とホームランを打っている姿を見る。

フィギュアスケートの4回転の滑りを見る。

歌い手などでもそうかもしれません。

 

優れているものを見て

自分がその人になったようなイメージで見るだけで、

一人で黙々と練習をしていた時よりも

ぐんとレベルが上がるというようなことは

よくあるかと思ったりします。

 

レベルアップには、そんな風にイメージが大事ですが

それを支えるのが技術。

 

例えば、

私が今から、セブンイレブンのアルバイトを始めるとしたら

おそらく、たくさんのマニュアルがあるのだと思います。

 

マニュアルがあっても、すぐに仕事はできないと思いますが、

(というか、余談ですが、

コンビニの仕事ってすごい高度だと思います。

自分にできるかというと、とても疑問。。。)

 

マニュアルがないと、果てしない道というか

お客さんから大クレーム、あるいは、

一瞬にしてお客さんが逃げ出す店になる。

 

レジはどうしたらスタートするのか

商品補充はどうするのか

このことは誰に聞けばいいのか

基本情報も含め、技術の伝達があるので、

新人であっても、短時間で使い物になる。

 

スポーツや、料理や、技能や

先人が築いた技術を伝授してもらって

技術の開発時間を短縮して、未来に進めるわけです。

 

そんな風に、体を動かして目に見える現象を起こすものについては、

比較的見えやすいのですが、

「知」については、なかなか見えにくかったりします。

 

しかし、この本は「読書の技法」なのですが、

別の言葉で言うと、

佐藤さんの「知の体系形成の技術」を教えてくれています。

 

佐藤さんになれなくても、知の形成のイメージができます。

 

例えば、

「バーチャルリアリティ」について知識を得たいとする。

仕事のシーンでも、これから部署で新しいウエブ会議システムを入れる、

となったら、必要な知識の形成をしないといけない。

のような。

 

その時に、アクションを起こすのは「本を読む」なわけなのですが

やたら読み出しても、よくないということです。

 

本というのは、「読みやすい本」「読みいくい本」「とっても読みにくい本」

がある。

ということをわかっておいた上で

その知の体系を作る時に、基本の本を3冊とか5冊とかを作る

というような手法が書かれています。

 

サブタイトルに

「誰でも本物の知識が身に付く

熟読術・速読術「超」入門」

とありますが、至極納得です。

 

物事のアクションをし出す時に

「基礎知識」は大切です。

 

自分の本を出したい、出版したい。

としたら、やみくもに動くのではなく、基本知識を身に付けることが大事。

 

時々、「出版だから、出版社に原稿を送る」ということをして

100社に送って60社からお断り。

あとは返事もないです。

なんて、言っている人がいますが

まさしく、時間の無駄とメンタルの悪影響と感じます。

 

送る企画書のレベルを上げる。

編集者との接点のレベルを上げる。

をすることで、成果が全く変わります。

 

企画書レベル2 ×  接点レベル 2 ×  接点回数100

が、400ですが

同じ接点100として 企画書と接点の質が倍になると

企画書レベル4 ×  接点レベル4 ×  接点回数が同じ100でも

1,600の結果になるわけです。

 

佐藤さんも「時間」=「命」ということを意識されていますが、

時間を無駄にしないためにも「知を形成」する。

ということかと思います。

 

そして、そのためのモチベーションを上げるのは

「本を書く」ということだと思います。

 

自分の持っている「知見」「ノウハウ」「経験」を

後世に伝えるために本を書く。

を決めることで、本を書いて、

発信するために、さらに「知」の仕入れをする。

 

本を出版すると人生が変わるのはなぜか。

 

色々な理由がありますが

アウトプットのためのインプットの質が変わる。

ということも、大きな要因だと思います。

 

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(終)

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