書籍編集者 城村典子のブログ

出版に関わる人たちはどんな人がいるの?【商業出版を成功させるための100の質問】no.5

何かコトを成し遂げようと思うと
一人の力では難しいことが多い

と思っています。

全ての事柄に言えるのかもしれませんが

1冊の本が出版されるまでに
関わる人をざっと挙げてみると・・・

著者である本人以外に

編集者
イラストレーター
カメラマン
DTP組版担当
装丁家(ブックデザイナー)
校正者
制作担当
出版社の営業マン
広報・広告担当
印刷所
製本所
取次(出版社と書店を繋ぐ)
配送屋
書店

こうして並べてみると
初めて知る職業もあるのではないでしょうか?

前職の出版社は大手だったので
かえって編集担当と著者で会うばかりなので
背後に沢山の関係者がいて動いているのが
見えなかったりします。

一方、
小さな版元は、小さな事務所で
色々な担当が一箇所にいるので

著者と訪ねても
「こんなに多くの人の力で本ができるのですね!」
と感動されたりします。

出版業界もたくさんの人の支えがあって
動いているのです。

逆に、著者発の「想い」は
上記に書いた関係者にしっかりリレーができて
初めて、読者に届くのです。

これらリレーしてくれる人たちを動かすのは
他でもない著者の「想い」に他ならないのですが

それぞれの流れを理解しておくと
ことはスムーズに進みます。

でも
業界にいなければ当然想像しにくいですよね。

なので
私のような出版コンサルタントがいるわけなので
安心してください!

・・・・・・・・・・・・・・

私独自の出版成功法則は
出版社と著者の関係性がフラットでることが
大前提です。

私自身も業界が長いので
出版社、編集者の苦悩も十分理解できますし
どんな話を持っていくと喜んでもらえるのか
もわかります。

著者からすると
出版社の編集者は

何か、大きな権限を持っていて
片思いの相手のように存在が大きい

と感じることもあるかも知れません。

でも、
編集者も作りたい本、やりたい企画があっても
会社の「企画会議」を通過しないと
本は作れません。

この「企画会議」では
良くも悪くも編集者は、かなり突っ込まれます。

「なんで、この本が売れるのか?」
「幸せになるとはどういうことか?」
「どういう事例があるのか?」
「著者の実績は類書と比べてどうなのか?」

などなど・・・・・

また、担当した本が刊行後に売れないと
編集者は肩身の狭い思いをします。

なので、編集者のことをむしろ
“共通の目的を達成するための同士”
だと捉えるといいと思います。

例えば、
提出した企画書に対して編集者は
色々、突っ込んで質問を重ねてくることがありますが

それは、もうお気づきかと思いますが、
「企画会議」で突っ込まれるようなことを
事前にクリアするためで、

“企画を通したい”から
質問を重ねるわけです。

さらに、付け加えると
私が、一緒に企画を作るときに

ああしよう、こうしよう
意味が伝わらない

などと、言わせてもらっているのは

当然、編集者に、
「この企画を作ってみたい」と思ってもらうためでもあり

そのあとの、企画会議を通すためでもあります。

私も出版社、編集者にとっても、
著者にとっても良いパートナーであり続けるために
研究をし続けています。

未来の著者さんが
どんな無理難題を言ってきたとしても
受け止められるように。

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