前回は
「出版社と編集者はさまざま、出版業界を知ろう
〜著者が広めることを考えると企画がみえる〜」
についてお伝えしました
今回は
『なぜ、著者が本を売らなくてはいけないのか』 その3
~著者が広めることで未来ができる~
企画の採用にも著者の販売プランが重要
ビジネス書、実用書の著者のケースで話します。
ビジネス書、実用書の著者は、
その業界では著名であっても、
一般的に著名であるとは限らない。
そんな前提です。
出版社によっても差がありますが、
一般的な傾向として、
4、5年前でも、
著者が、販売に対して、何かする
ということに対して、否定的な出版社が多かったように思います。
ところが、ここ1〜2年の間でも
このあたりのニュアンスがだいぶ変わったように感じます。
まず、著者が何かをするということに対して
なぜ、出版社がいやがるか。
本が売れるというのは、
何千部、何万部、という単位の話です。
販売にかぎらず、著者が自分の我を通すことによって
著者の販売力が、何万部の本を売る力があるというのは
たいていの場合はない。
と考えると
著者が頑張ってくれる、1000部より
市場で大きく反響のある何万部を狙いたい。
というのが、出版社の考え方です。
しかし、その傾向にも変化があり。
可能性の何万部があやうくなっている今
著者の確実な、何千、いや、何百でも大事にしたい
というものです。
また、著者が、
「私書く人」「あなた売る人」といった、スタンスではなく
一緒に広めることを考える
ということも、一緒にものを創る仲間として
信頼関係の構築になっています。
ということで
企画書の中で、著者が伝える販売プランは
付け焼き刃的で、雑に、何千部は売れると書くより
しっかり、真剣に考えられた、何百部の方が信頼されたりします
余裕をもった、交渉ができる
また、その結果、その分、余裕をもった話ができます。
採用の確率もぐんと変わるわけですし、
自分のもつ、マーケットエリアは、自分のテリトリーですから
出版社の人に話しをするにも、しっかり語れるはずです。
また、本の読者ですから
自分の実感として、彼らのために本を書くというイメージにもつながります。
自分が、どうすれば、出版ができるかが見える
私が日頃、企画書作成をご指導させていただく中で感じることですが、
私は、すべての人に出版は可能だと思っています。
ただ、その出版に挑戦するかしないかの差です。
個性は、すべての人間が持っています。
それを押し殺しているだけです。
自分らしさ、自分のミッションに向かって真剣に取り組めば
没個性なんて、余裕の言葉は言えないはずです。
特徴が見えなかったら、とことん自分をみつめればいい
実績がなければ、つくればいい。
ファンがいなければ、つくればいいのです。
著者になれる、要素をもった人が著者になるのではなく
何が足りないか、課題がみえるから著者になれるのだと思います
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