今回は
『なぜ、著者が本を売らなくてはいけないのか』 その2
~著者が広めることを考えると企画がみえる~
です。
販売プランを考えることで読者がみえる
前回までの話しで、
出版社の販売に限界があるという話をしてきました。
その流れで、「著者が販売する」という話をすると
「しょうがないなあ。自分だ売らなきゃ」と受け身な気持ちになるかもしれませんが、
これは、決してそういうことではありません。
もっと、本を売ることを積極的に捉えたいと思います。
企画をつくる際に大事なのは「読者を意識して考える」ということです。
多分、この言葉は、今初めて聞く娘ではなく
そんなこと、わかっていたよ。
ということだと思います。
ところが、案外、このことを考えられない人が多い
頭で理屈でわかっていても、
リアルにどういうことかが結びうつかない人が多いのです。
ところが
「自分の本を500部、手売りするためのアクションプランを考えてください」
という課題を出すと、とたんに真剣に考え始め
「今まで、読者のことを真剣に考えていなかった!」
「こういうことだったのか!」
と、目からウロコだという人が続出します。
みな、自分事にならないと、なかなかイメージができない。
そういう意味でも販売プランが考えることは、効果があります
販売プランを考えると、ビジネスによりそう
販売プランを考える効能は、まだあります。
「本を売ること」は、「本の実績を伸ばす」ために行うことではありません。
「本を売ること」が、「自分のビジネスの成長」にも貢献する
ということを考えてほしいと思います。
出版社は、著者のビジネスが成長することを喜びはしますが
応援する立場にはありません。
出版は、公のもので、個人的な商売を応援するものは広告になる。
書籍は、広告ではないので、出版社も、編集者も、
広告のために書籍を使われることはいやがります。
(つまり、本の内容を広告的にすることはできません)
でも、著者が、できた書籍をビジネスに結びつくように売るのは
これは、本はすでに商品ですから、全く問題ないし、出版社としても歓迎するものです。
「本の販売プランを考えることで、ビジネスが成長する」
是非、こういうプランを考えてもらいたいと思います。
例えば、最近、よく聞くのが
50冊買いキャンペーン
100冊買いキャンペーンといったもの
50冊買ってくださったら、無料で○分セミナーを行います
という提案を、ランディングページなどを使って宣伝する。
主催者は、書籍代で、著者が呼べて
参加者に無料で本が配れるという感覚でしょうか。
例えば、50冊でも 1400円の本であれば、 7万円です。
講演料としては、決して高くない金額でしょう、
販売プランを考えると、本当にやりたかったことがみえる
さらに、私がお伝えしたいのは
「販売プランを考えると、本当にやりたかったことがみえる」
私は、一緒に企画書を造る際、
企画書をつくる最中に、販売プランを考えてもらいます。
そのことによって、
今まで、お伝えしたように
「読者がみえ」
「自分のビジネス」がみえます。
だからこそ、自分が本当に伝えたかったことにも向き合わざるを得ない。
そこまで真剣に考えていくと、
このことが本当に伝えたかったことかも、考えます。
そうすると、本当にやりたかったことが見ててきます。
例えば、
ネイルサロンを経営している女性の方。
女性のツメを綺麗にするという行為ですが
その動機の源泉は
女性の手のしぐさの美しさを伝えたかったということに気づきます。
「ツメを美しくみせる」その本当の心は
「女性のうつくしさを、手のしぐさで表すことができることを伝えたい」
と、自分の本当にやりたかったことが、言語化されてきます。
こんな風に、自分の本を売る方法を考えることは
自分の出版を考えるのに、とても重要なのです。
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