書籍編集者 城村典子のブログ

出版を「決めてもらう」は間違い!?あなたが幸せな著者になるための極意【商業出版を成功させるための100の質問】no.3

私のところにいらっしゃる方々の中には

本を出したい。
という夢を叶える目的でいらっしゃる方も多いのです。

その本を出した先の未来で、
どうビジネスに繋げようかと計画を練って
出版をすることも大切ではあるのですが、

ご自分の知識や想いを本という形にすること
を目的に出版を目指すのも素晴らしいことです。

でも、どんな目的であったとしても
ご自分の目指す「幸せな著者」のイメージを
明確にしておくことは本当に大切です。

どんな目的を持ち、
どの立場で本を執筆して
どんな出版社と一緒に本を刊行するのか。

それを、自分ごととして決めておくと
どんな良い結果を得られるのか。

ある方の例をご紹介しましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・

先日、刊行後にお会いした著者のBさんは
著書のターゲットとなる方々に
普段からセッションやセミナーを行っていらっしゃり

「困っている人々を一人でも救いたい」
という思いから出版に臨みました。

さらには、ご自分のセッションやセミナーを行う際の
教科書にもなったらいい、という目的もお持ちでした。

もともと、
マスターゲット(広いターゲット)に向けた企画ではなかったので
ターゲットを絞って作成し、
仕事の依頼がたくさん来るかどうかより
本という形にすること、を優先していましたが

結果、
とてもいい本ができて、
仕事の依頼は受けられないほど増え、

また、ターゲットの方々からの評価も高く
口コミで、どんどん広がり
本自体の売り上げも、
コンスタントに動いている状況に。

まさに、幸せな著者を体現されています。

この方の場合は、

「マスに迎合しない企画の立て方をする」 という
決意をしたまさにその時が、
幸せな著者になるための第一歩だった
と言えると思います。

出版社も複数社、名乗りが上がり
ミーティングも、何社かしたのですが。

その中でも、自分の思いをしっかり語り
一番の未来と合致する方向性の出版社を選びました。

その結果、出版社の方針とも合致し
企画のスタート時から
刊行後の戦略も盛り込め

タイトル、装丁、コピーなど
著者が思った以上のものが仕上がりました。

だからこそ、
刊行後の結果も出たのでしょう。

「著者になる」 とはどういうことか

それは、
相手任せではなく

自分が、このコンテンツを
出版社の力を借りて世に出す!

そういう意識だと思います。

結果的に
出版社の言う通りに作るのでも構いませんが
それは、いずれにしろ、自分から仕掛けていく主体性が必要

主体が全くなくて、「言うがまま」であるのと
自分から、仕掛けて「言うがまま」であるのとでは
大きく違います。

Bさんは、

出版業界の状態がわかり
自分がどのようなチャレンジをしなくてはいけなのか
がわかっている状態で出版社と話ができたので、

この出版社さんと本を出版したいと
迷わず決められた

と言っていました・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出版社を決めるのは誰か?

その「出版を決める」のは、
他の誰でもない、著者です。

そんなの無理?
って思うかもしれませんが
とても大切なことです。

出版の関門はいくつかあると思いますが、
その中でも大きな関門の一つは
出版の採用が決まった地点です。

出版社と著者はタッグを組んで本を出すわけですから
出版の採用が決まると、いよいよ、本格的に、
著者としての仕事が始まるわけです。

もちろん、お見合いなので
こちらから、本を出版させて欲しいと思っても
相手があることですが

著者も、この出版社でいいかを決める。
決めてもらうのではなく、決める。

そのことにより、
大きく「著者」としての意識が芽生え
いい出版ができるのだと思います。

その結果、
幸せな著者がお一人でも増えることを
願ってやみません。

 

 

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