書籍編集者 城村典子のブログ

著者と編集者はご縁と出会い 「角川フォレスタ」のはじまり

時々機会があると話させていただきますが、
角川フォレスタができたのは、いろいろな偶然と
出会いがあってのことなのです。
角川フォレスタ第1号の本が出る1年ほど前
私は新規開発で外を飛び回っていたのですが、
その一環で、吉江勝さんの
「出版で夢をつかむ方法」を読み、
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著者に「会いたい」と手紙を書いたところ
吉江さんも快く「是非ランチでも」と誘ってくださいました。
そしてその時に、
いくつかのコミュニティーを紹介していただきました。
私は、さっそくそのコミュニティーに出向き
100枚近い名刺交換をしてきました。
当時
角川学芸出版の一部署に編集長として所属していたのですが
会社の体制が変わり、
「きみたちはこれからどうやって食べてくつもり?」
という問いが経営陣からありました。
部長と一緒にどうしようかと思案をしていると
私の持っている名刺帳を見て、部長が、
「この人たちの本を出す路線でいこう」という決断に至ります。
私はその頃、何度か
企画会議でビジネス書の案件を申請していたのですが
当時、角川はビジネス書は手がけておらず(グループ内でも少なく)
なかなか通すことができませんでした。
でも、これだけ熱心な書き手がいるならと
部長は何かを感じていてくれたのかもしれません。
そこから、社内プレゼンを重ね
吉江さんとの出会いから、ちょうど一年後に
第1号の書籍が刊行されました。
まさしく、吉江さんとの出会いは、大きな出会いでした。
吉江さんの本は、刊行第1号にはなりませんでしたが
シリーズがスタートして間もなく刊行。
よく、編集者との出会いで、著者の人生が変わった
という話を聞きます。
それも確かですが、
著者との出会いで編集者の人生も変わるのです。
もちろん
「一冊の本に出会って人生が変わった」という読者は無数にいるのです。
本というメディアの奥深さはいうまでもありません。
著者と一緒にその大きな事業をすることの責任を
独立して改めて感じることも多いのです。
【著者と一緒に本の企画をつくるメールマガジン】の配信しています。
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