書籍編集者 城村典子のブログ

企画書に必要な「一貫性」とは?【商業出版を成功させるための100の質問】no.8

私のセミナーの中では、
一緒に企画書の作成をしていくのですが

受講生の皆さんに書いていただいた
企画書を添削していて

これは、他の方にもありがちだな
と感じたことを
シェアしたいと思います。

企画書には、本の

・タイトル
・著者名/肩書き
・概要
・読者ターゲット
・著者のプロフィール
・類書
・類書との差別化

・・・などを細かく
書いていただきます。

その際に、これらの項目に

「一貫性があるかどうか」

という点が非常に重要です!

企画書を読んでいて
私が違和感を感じるときは

大抵、
何かしらかにズレが生じている
場合が多いです。

先日も、
ある受講生さんの企画書を
添削させていただいた時のことです。

その受講生さんが著者として
「伝えたいこと」が

読者ターゲットが
「求めていること」
に引っ張られて

ズレているように
感じられる内容でした。

なぜかな、
と掘り下げてみると

すでに出版されている本の中から

「自分が出版しようとしている本と
企画が似ている本」

を類書として
何冊か挙げてもらっていて

その類書として挙げた本の内容が
この受講生さんが
「伝えたいこと」とズレている。

と気がつきました。

受講生さんに詳しく話を伺ってみると
そのズレにご自分では
気がつかなかったそうです。

その方への私からの提案は

類書から推測する
読者ターゲットが「求めていること」に
沿って企画を考えるとすると

この受講生さんが伝えたいことと
一貫性が取れなくなってしまうので

・読者ターゲットを変える

・読者ターゲットを変えたくないのであれば
自分が今検討している企画自体の見直しを考える。
(自分が探してきた類書にヒントがあるかもしれない)

とお伝えしました。

自分が伝えたいことを本にする。
がファーストステップならば
それを、企画に高めていくのは

届けたい読者ターゲットを意識して
企画を構築をする必要があります

・自分が考えた企画のテーマを
求めている人がどれだけいるのだろう?

・本当に困っているところは
どういうところなのだろう?

と考えることも大切な視点です。

例えば、
睡眠方法をコンテンツとして持っている方が

若いサラリーマンに向けてだったら
例えば「仕事の効率がアップする睡眠」とk

中高年だったら
「突然死にならない睡眠」とか

女性だったら
「美しくなる睡眠」

など
同じ、コンテンツを持っていても
切り口が変わります。

また、
読者ターゲットが変わると
著者のプロフィールで
アピールすべきポイントも変わってきます。

またそれについては別の記事で
詳しくお話ししたいと思いますが

このように
企画書に書き出してもらう項目に
どれか一つでも違和感があると

芋づる式に
すべての項目が
ブレてきてしまうということですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・

著者を目指す人は
普段から書店に足を運ぶことも多いと思いますが

ぜひ、類書を探す時に

自分と同じ読者ターゲットだと思う本

を手にとってみてください。

その本(著者)はどんなことに
一貫性を持たせて出版しているのか

その視点を持って読んでみると
色々なことに気が付けるはずです。

企画書を書くという作業は
大変なことのように思いますが、
(実際、楽ではありませんが笑)

まず頭の中にある言葉を
アウトプットしてみると

気づけていないブレが明確になったり
新しい視点を持つきっかけになったり
するものです!

 

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