今回は
『どうしたら本が売れるか』 その1
~他のメディアを連動して初めて本は売れる~
です。
テレビやラジオは電波。ブログFacebookはインターネット。本は?
今週から、「どうしたら本が売れるか」という基本的な構造を
お伝えしていきます。
ひと昔前は、インターネットがこのように普及しておらず、
一般の人が情報を収集するのは、
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、本・・・ といった媒体からでした。
プラス、
コミュニティ(口コミ)、映画館、学校、 なども情報が伝達する媒体ともいえます。
その時代の本の売り方としては、書店の店頭が、ひとつのメディアで
本は配本することによって、売れました。
ひとつの流れで言いますと
戦後、情報がなかった時代は、「本は、刷れば売れた」
と言っても過言ではないほど、人々は情報に飢えていた。
ところが、それから、どんどん人々のニーズは多様化し、
情報の収集源も多様化しました。
私は、よく、「本は静かなメディア」といいます。
他のメディアに比べて、10万字以上の論旨・物語が詰まった
人類史上最強のメディアではありますが、
電波にのったり、インターネット回線に乗ったりするものではない
物理的に運ばれるメディア。
「本は、自分で歩いて営業はしない」ということもお伝えしますが、
そう、本は拡散力からいうと、今の時代無力です。
だからこそ、他の媒体と連動して、告知されるものだと感じます。
他のメデイアとの連動が大切 映画化 ゲーム化 新聞広告
わかりやすい例でいうと、本が、ドラマ化される、映画化されるものです。
インターネットの普及によって、テレビも、映画も、威力を落としているとはいえ、
まだまだ、強い。
書籍が、映画化される、ドラマ化されると言ったら、これは書店も店頭に並べたい! と思います。
角川が映画を始めた戦略は、映画と小説のメディアミックスにより、相乗効果を生み出すというものです。
映画を売るために、俳優が告知のためテレビにもでる、映画の広告もでる、
そうやって、露出が増えると本も売れやすくなる
そのタイミングで、本の広告も出す。といった具合です。
本は、今や、店頭に並べるだけでは弱く、後押ししてあげないと売れません。
読者が、この本を今買わなくちゃという気にさせるのが
他のメディアなのです。
SNSを使わない手はない
とはいえ、自分の本が、映画化される、ドラマ化されるというのは
なかなか少ない確率です。
もちろん、そういう狙いをもつのは、いいと思いますが、
最初から、あてにしていたら、宝くじをあてにして、家を買うようなもので
無謀なことです。
しかし、今は、個人でも、自分メディアをもって、反響を起こせる時代です。
ブログ、Facebook、メルマガ。
多額な投資をしなくても、コツコツとした努力で、メディアづくりができます。
そもそも、本を出したいと思うということは
何かを発信したいという意欲があるということ
日頃から「誰かを助けたい」「伝えたい」という思いの丈が
本になるというのは、綺麗なストーリーです。
編集者からみても、納得。
自分の思いを読者に届ける。
困ってる読者、欲してる読者に、情報を届けるためには、
本という媒体を、広めるための告知機能、告知活動として
自分メディアを育てておくことは、大事だと思います。
いや、育てない手はないとも言えます。
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