前回に続き
「思い」を「プロフィール」で表現する。
これは、是非やってほしいと思います。
企画書で一番大事なのは「プロフィール」
というのは、私の実感でもありますし
多くの編集者も言いますが、
どうしても、企画書の「プロフィール」が
ないがしろの人が多い。
だから
「プロフィールで、企画を表す」位に
極端に言った方がわかりやすいかと思っています。
文脈が大事なのです。
今日のおすすめの本で紹介している
中武さん。
リーダーだった時に、本当は自分は、優しい性格なのに
リーダーというと、「声が大きい」「揺るがないもの」的な
イメージが先行し、大きな失敗をする。
そこから、本来のリーダーシップは何かを考えるようになる。
前回のおすすめ本の
『社長の入門書 サラリーマンを辞めて起業で成功するために!』
の川瀬さん。
自分が経営者としてした失敗をこれから、起業する人に
同じ思いをしてほしくないと本を執筆。
その事を裏付けるようなプロフィールであってほしいわけです。
分かりやすい、陥りやすい例えとしては
「すばらしい受賞歴を羅列する」
不登校で、偏差値30だった人が
東大に入るという流れがあると「すごい!」となるわけですが
すごい人は世の中に沢山いてそのことだけでは
全然、読者に伝わりません。
また、受賞歴が、内容と一致するものでなく
全然バラバラなものだとしたら
これも、一体何がしたい人なの?となる
例えば、上記の中武さんに書いて欲しいのは
どういう環境の企業に何年務めていて
どんな実績を残したか
そして、今、その経験を活かしてどうしているか。
これが、釣りで賞をとった、TOEICが900点、
趣味のゴルフスコアは・・・・とか言われても
読者は興ざめです。
私が登壇する講座では、
企画書を書く際に、ご自身の人生の棚卸しをしていただきますが、
これは、プロフィールが大事だからです。
棚卸しをすることは、再度、著者になる自分の動機にも
立ち返ることができるので、おすすめです。
企画のヒント プロフィールも文脈が大事
- 商業出版:企画のヒント
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