私が、ビジネス書の編集者の仲間入りをしたのは、
事前リサーチを含めれば4年くらいになりますが、
書籍が刊行されてからでは、3年ほど。
その間に多くの著者の方、著者候補の方と
出会いました。
わずか、3年といっても
当時、まだ独立したばかりであったり
新規ビジネスを始めたばかりという方も
ビジネスが広がり成功し、
言葉も風格も変わってきている
という方がたくさんいます。
また、ビジネスの卵を持ち続けて
チャンスを待ちながら3年間がんばっている人もいます。
ビジネスが広がっている人も、もちろん編集者としては「買い」ですが
私は、案外、「地道に継続してがんばっている!」という人に
興味をそそられます。
「言動がぶれない人」
「常にビジョンに向かっている人」
よくプロフィールに「V字」が必要と言われますが、
全然ダメダメだった人が、そのどん底から
「何かをつかんだ」というストーリーは、人の心をつかみます。
最初から天才で、苦労なく成功する話は、共感はもちろん
教訓も見えづらいものです。
しかし、
ただ、地道なだけでは他人から興味は持たれません。
笑っちゃうほどがんばってるとか
こんなオタクなの?とか
何か、「わぁ!」と、思うような、「独自性」が欲しいのです。
そう考えると
やはり、自分の企画を掘り下げるのは
「そうまでして、続けられること」
「人からなんと言われようと、続けたくなってしまうこと」
を掘り下げるのがよいと思います。
続けることで、編集者も「おっ」という企画になる可能性はもちろん、
企画自体のチャレンジ、他人との接触回数も増えるわけですから、
企画が洗練されてくるし、採用の可能性も高まります。
企画の内容自体も、当然、当初より深まっているわけです。
継続は力です。
継続がなによりの力
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