誌面イメージで、著作が売れる予感を高めよう!
出版企画書は、「この本を出版すれば、読者が喜ぶ!」というプレゼンのようなもの。一般的には、文章で書きますが、「デザインやイラストが得意で、既にイメージも湧いている」という方は誌面イメージを添えても良いかもしれません。
可愛らしいイラストや、分かりやすい図などが掲載されていれば、編集者の目を引くはず。
ここでは、出版企画書に誌面イメージを掲載する際のポイントをお伝えします。
文章で伝えられない雰囲気は写真やデザインで伝えよう!
写真集や絵本はもちろん、一般的な書籍であっても、イラストや写真など文字以外の強みがある場合は、そちらをアピールしない手はありません。
例えば、「カフェを紹介する本」を出版するとします。
都内のおすすめのカフェを紹介する本は既にたくさん存在しており、差別化が難しいとなったとき、もしあなたがイラストが得意でしたら、誌面のイメージを絵で描いて伝えるのも一つの手です。
既に出版されている類書を参考に、他書では写真が掲載されている部分をイラストに置き換えてみてください。
イラストのクオリティーが高ければ、文字だけの企画書よりも採用される可能性が格段に高まります。
「イラストだけでも良いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、誌面イメージのほうが編集者のイメージもどんどん膨らんでいきます。
またデザイン面含めて、自分の意見がすべて採用されたら、本への愛着もより深まるでしょう。
自著への思い入れが深いほど、宣伝などの販促活動にも精が出て、本が売れる可能性も高まります。
写真が得意な方は、同じようにご自身の写真を掲載するのも良いと思います。
できれば、どのような視点で写真撮影をしているかなど、ほかの写真家との違いも文章で著せるとベター。編集者はその人の写真に価値を見いだしやすくなります。
こちらも、ただ写真を並べるより、デザイン性を持たせた方が、写真の効果がより伝わります。
それなので、可能であれば、他書を参考に、誌面イメージの作成にも挑戦してみてくださいね。
出版企画書の表現は無限大! 既存のイメージにとらわれすぎないで
世の中、出版企画書のサンプルやテンプレートが出回っていますが、そもそも出版企画書に正解はありません。
絶対に書いて欲しい項目はありますし、あまりにも分量が多すぎると閉口してしまいますが、出版企画書作成を通じて、大切なのは“企画の内容を伝えること”。
そのためには、あらゆる手段を講じて欲しいのです。
多少企画書のフォーマットから外れていても、面白そうな企画には編集者は飛びつきます。
それなので、自由な発想で「あれはどう? これはどうかな?」と色々な提案をしてくださいね。
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