書籍編集者 城村典子のブログ

著者になる資格とは2

5月14日のブログで
著者になる資格とは
自分の「思い」をもつことだ、とお伝えしました。
強くて継続する「思い」。
そのことだけで、十分だ、ともお伝えしました。
というのも、著者になると
「反対意見」や「批判」にどう向き合うか、という課題が出てきます。
何かを発信すると、必ず、「アンチ」の立場を取る人、
「反対意見をもつ人」が出てきます。
むしろ、賛否両論ある本の方がおもしろかったり
人々の意識を覚醒させたりすることもあるのは
ご存知の通りですが
それに応えられるのは、著者の継続した強い思いだけだ、
と私は思っています。
ネットの世界では、
「2ちゃんねる」でよくみられるように、
匿名の無責任な批評家が横行する傾向もあります。
でも冷静に、その反対意見を見ていると
本をよく読みこまなくては言えない真っ当な論や、
さらに研究していなければ語り得ない内容があることもあります。
それらは、関心の高さからくるもので示唆に富み、
今後を考える上でも、ありがたいことといえるでしょう。
いずれにしろ
著者になるということは、「感謝」や「共感」「応援」などが得られる可能性と、
「批判」「反対意見」と対峙しなければならない可能性があり
それは、どちらも、著者として貴重な経験となり
著者を成長させてくれるわけです。
著者は、いかに真摯に受け止め、それについてどんな発信がしてゆけるのか、
問われつづけていく、ということなのです。
だから、私は、これから読者や世間と向き合おうとしている著者を
影に日向に応援して、その成長を見守っていきたいと思っているのです。

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