書籍編集者 城村典子のブログ

本を売るには、どうしたらいいの?

4月29日のブログで
「売れる本はどうやってつくられるの?」という、
セミナー受講者の方の質問と答えを
記事にさせていただきました。

今回は、
「本を売るには、どうしたらいいの?」
という質問に答えを考えてみたいと思います。
本というのは、どのくらい売れるのか。
前回もお伝えしたように
本というのは、その性質によって、そもそもの規模が違います。
わかりやすくいえば
専門書などは、必要な人に、必要な情報を届けるため
部数は、少なく、そのため定価が高い
一般読者を対象とする裾野が広い本は、
多くの人に読んでもらうことを想定し
部数は多め、価格設定は安い
そうやって、ターゲットによって規模が違うので
実売数(売れた割合)で、その本の成績をみることも多いのですが、
そう考えた場合
売れる本は、2割、増刷する本は1割、といいます。
それほど、本というのは、きちんと売るのが難しい。
出版社は、リスクを負って本を出すので
出したその後は、当然、売れ行きの良い本を、より売ろうとします。
著者が、自分の本を売るということを考えたら
まずは、自分で告知し続ける方法を考えるということが大事と思います。
継続して、ずっと、本の告知は続けるべきだと思います。
時々、「本の営業はどうも。。。」と腰が引けてる方がいますが
ご自身の思いがあって、読者に伝えたいと書いた本です。
読者の役に立つと思って書いた本。
関係ない人に押し付けるから、押し売りになるわけで
必要な人に、ちゃんと伝えるのは、
むしろ著者としての義務だと思います。
読者も、直接著者から勧めてもらえるとしたら、
こんな光栄なことはありません。
本は、人目に触れて初めて売れるもの。
本が、存在しても、その存在を告知しなければ
結果として、その内容も当然伝わりません。
本を出そうという決心をした時から
発信力は、高めておいた方がよいでしょう。
メルマガ、ブログ、は、必須と言ってよいと思います。
「本を売るには、どうしたらいいか」
一言でいえば
「継続して、自分の本を告知し続ける」
そのためにも、
企画を、価値ある内容にする必要があります

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