「あなたは、確実に素晴しい!」
今日はこのコトバをしっかりとお伝えしたいのです。
編集者にもいろいろありますが、
その願うところも、
「ヒットを飛ばし名を馳せたい」
「この本は世に残すべき」
「この人なればこその本を出したい」
など、様々です。
私は、元来、
「著者と共に企画、本をつくりたい」
という願いをもつ編集者です。
また、複数の版元の編集者を勤めたという経歴もあり
「本とはこういうもの」という
解釈の範囲も広いと思っています。
ですから
「書籍企画書」を見る際には、
おそらく様々な角度から(広い心で!)で見ていると思います。
そして、出版の実現を考えれば考える程、
もっとこうしたら・・・という提案を著者に数多く返してしまいます。
すると、本の制作がかなり進んでから
著者から「初めてほめられた!」と言われることがあり
びっくりします。
きっと「褒める」ことをわすれてしまっていたのでしょう。
私としては、そんなつもりはないのです。
そもそも、本を書こうと思う志、
それだけでも、すごいのですから。
そこから、企画書を書き、原稿を書く。
人に見てもらう。
とても勇気がいりますよね。
素晴しいことです。
しかし、さらにここから、読者との出会いを求めて、行程はまだまだ続くわけです。
その本を喜んでくれる読者が1人でもいれば
その背後に、多くの読者がいます。
それを掘り下げて行く作業を私は、お手伝いします。
だから、ついつい、眉間に皺を寄せて企画書をみていたらすみません。
行く先の困難な行程に備えているだけなのです。
本心は、企画書を私に見せてくださってる方には
とにかく
「あなたは、確実にすばらしい」っていう気持ちなのです。
あなたは、確実に素晴しい!
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