構成案の出来が編集者のモチベーションを左右する!
構成案とは目次のこと。
企画概要で考えた書籍の内容をどのような論旨で展開していくかを書いていきます。
この構成案の出来が良いと、編集者の「この本を出版したい!」という熱が高まってきます。
では、構成案とはどのように書けば良いのでしょうか?
構成案の書き方とは?
STEP1. 5~10の章に分ける
まずは5~10の章に分けましょう。
構成案も様々なパターンがありますので、一概には言えませんが、一つのポイントとして、
第1章 読者に共感してもらうフレーズ
↓
第2章 この本の大きな結論
↓
第3章 結論に対しての理由
↓
第4章 具体的事例
↓
第5章 まとめ
といった流れを意識すると良いと思います。
例えば、『起業するならファッションを学べ!』という本を出版するとします。
この場合、上記に当てはめますと、
第1章 ファッションセンスが悪い社長に仕事を頼みたいと思いますか?
↓
第2章 ファッションセンスがない人は信用されない、仕事が来ない
↓
第3章 メラビアンの法則、人は見た目が9割など(科学的根拠)
↓
第4章 ファッションを変えたことで売り上げが上昇した社長の話
↓
第5章 おしゃれな格好をすることは、相手への気遣いにつながる
といった具合になります。
STEP2. 章立てのなかに節の見出しを書く
章立てだけでは目次にはなりません。
実際の本のように、各章の中身を説明する節を記入していきましょう。
上記を例にすると、
第1章 ファッションセンスが悪い社長に仕事を頼みたいと思いますか?
・ファッションセンスのない社長との出会い
・ファッションセンスのない社長はパーティーでも誰にも話し掛けられない
・社員からの評判も悪くなっている
・家族も寄りつかない
・ファッションセンスのない社長に話し掛けてみた
・ファッションセンスのない社長の意外な実績
・話してみると意外に良い人だった
・ファッションセンスが悪いだけで実績も人柄も評価されない
といった具合でしょうか。
このように各章の詳細が分かるよう節の見出しを付けていきます。
STEP3. 言葉にオリジナリティーを付ける
構成案を見ると、STEP2の段階で止まっている人がよくいます。
この状態では、内容は理解できたとしても、編集者に「面白そう!」「この本を出してみたい!」という気持ちにさせることはできません。
内容とともに言葉をブラッシュアップさせることで、実際に販売されている書籍レベルまでクオリティーを上げていきましょう。
例)
第1章 ランニングシャツ&短パンの社長に仕事を頼みたいと思いますか?
・ランニングシャツ&短パン社長との出会い
・誰にも話し掛けられないランニングシャツ&短パン社長
・「社長と一緒に歩くのは恥ずかしい!」女性社員の嘆き
・奥さんと会話できないのはファッションセンスのせい!?
・なぜ社長なのにランニングシャツ&短パンなのか?
・ハーバード大卒、東証一部上場企業!? ランニングシャツ&短パン社長の意外な実績
・賢くて、優しく、お金もあるのに、好かれない理由
・ファッションセンスを磨いて業績を大きく上げよう
構成案で本のイメージを具体的に想起しよう!
あなたは書店で本を購入するとき、何を判断基準にしていますか?
ほとんどの読者は、タイトル、表紙、帯文、目次、冒頭の数ページを元に購入するかどうかを判断しています。
そのため、構成案(目次)は本の中でも売れ行きを左右する重要なところ。
編集者をドキドキ、ワクワクさせられる構成案を作成できたら採用は目前。
全体の流れをおろそかにせず、かつ相手を喜ばせる言葉選びを意識してくださいね。
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