先週のブログでは、
著者になるからには、本の内容をしっかり考えましょう、
ということをお伝えしました。
また、本に比べると小規模の企画(少ない原稿量)で作れる
電子書籍で体験するのもいいのではないか、とも。
でも、電子書籍ってどうなの?
と疑問や不安を抱く人もいます。
そう、電子書籍はだれもが手軽に作れる分、「玉石混交」。
それでも電子書籍を出す意味あるの?
そう、まだ電子書籍の広がりや、書籍としての捉え方は
読者も、著者も、出版社も評価が定着していません。
英語で出版をPublishing
発行人/社(出版人/社)をPublisher と言うように、
書籍は、「公共に発表するもの」という意味を含んでいます。
ある時、誰かが、「あるなにか」を発見したと発表する。
いやいや、そのことを自分はもっと前から発見していた、と
いくら口で言っていても相手にされません。
しかしそのことを記した本が出版されていたとしたら
話は違うでしょう。
つい最近まで、ネットの情報は信憑性が低いということが通説でした。
もちろん今でも、
無責任な匿名投稿は、鵜呑みにはできない情報だと思います。
しかし、ネット上の情報の取り扱いに、人々もなじんできて、
うまく取捨選択して利用するようになってきました。
ブログで書いたことや、TwitterやFacebookの情報も
ケースに鑑みてではありますが、公式情報として扱われることもあります。
電子書籍も新しい版元を個人が簡単に設立できるので、
自由発表に近い現状ではありますが、
今後は、公共性や信頼性も追求されてくると思います。
簡単に出版できるとはいえ、電子書籍の著述をすることを
安易に考えて欲しくはありませんが
でももし、紙の書籍のハードルが高いと感じていたら
まずは、2万~4万字で、
自分のコンテンツを電子書籍としてしっかりまとめる、
ということをしてみるのは、いいことだと思います。
電子書籍を読んでみよう書いてみよう [2]
- 映画やドラマで知る商業出版業界
- コメント: 0
PREV
やらざるを得ない状況に・・・NEXT
クルーズ船の講師はおもしろい
この記事へのコメントはありません。