先週のブログでは、
「類書を調べると、
企画書を書くヒントを得られる」
ということをお伝えしました。
類書の中には、
ヒントがいっぱいあります。
今回は、2つめの効用をお伝えします。
それは、
「著者として、類書との差別化が
どうなされているか
が、説明できるようになる」
からです。
本が刊行されると、
その類書と戦うわけですから
どう差別化できているかは、
重要なポイントです。
その本の、今後の生死を決めると言っても
過言ではありません。
マーケットである書店や読者に対して
「この本は、こういう本で、
類書とは違う、
こういう良い点がありますよ」
ということを伝えてあげないと、
わざわざこの本を選んで
買ってもらえません。
編集者は、出版社での出版企画会議で
必ず、類書との比較を問われます。
それは本の市場で
勝ち抜かなければならないからです。
「あの編集者、
ちゃんとプレゼンできるかな?」
と心配するより、
自ら差別化を図り、それを伝えましょう。
また、類書の
優れたアイデアは、いただいて
さらに、よくして
(まるまるマネは、当然NGです)
自分のノウハウとして確立し、
プレゼンする。
類書を調べない手はないのです。
宝の山を目の前に素通りするのは、
もったいない、
としかいいようがありませんね。
「類書」を調べることの効果[2]
- 映画やドラマで知る商業出版業界
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。