ふたりのひとりたび

「ふたりのひとりたび」
山咲めぐみ
みらいパブリッシング
https://www.amazon.co.jp/dp/4434284916/

 

ひとり旅って、ちょっとかっこいいですよね。

 

ひとり旅をきどりたいけど、仲間ができちゃって、「仲間はいい!」って素直に言えないきつねさんのお話。

 

今日は、出版の旅をひとりでするのか、

サポートをもらうのか。

 

私は、多くの人が誤解しているなあと思うのが、

新人のうちから、出版社の編集者が、

自分を導いてくれると思っている

ということ。

 

これは、結婚する前から、意中の人が

自分のことを守ってくれると勘違いする

ようなものではないかと思っています。

 

まずは、結婚するまでは、

結婚に向けて準備を

整えるでしょう。

 

昔は、そんなのなかったというのは、

動物じゃあないのですから、

人の社会で生きる上で、

結婚の準備は必要。

 

そして、その準備のために

勉強したりリサーチしたり

結婚サポートのシステムに入る、

というようなことは今時のノーマル

なのだと思います。

 

出版社は、「著者を育成する」のが

目的ではありません。

 

「出版社が利益を上げる本を刊行するための原稿を納品してくれる」人が著者です。

 

当然ギャップがあるわけです。

 

そもそも、私もそうでしたが、出版社に勤める編集者は、その出版社にあった(得意な)本(商品)を作って売るのが仕事です。

 

「本を出したい著者」のお相手をすること

が仕事ではありません。

 

私も、出版社に勤めている時に

かつてあった事件の暴露の原稿を

持ってきた人がいました。

 

「あなたたちは、この社会的意義のある本を出すことが義務ではないか」

と迫ってきます。

 

しかし、出版社は

ボランティアでは

ありません。

 

それぞれの出版社が、

このことを世に伝えたい

という志から創業し事業を続けているわけですが、

それが、ノンフィクションに

強い出版社もあれば実用書に

強い出版社もある。

 

本を売って儲けるモデルを作るのは、

どんな事業もそうですが、簡単なこと

ではありません。

 

その命がけで、事業を続けてきた会社に対して

「この本(商品)を出さないのはおかしいだろう」はないだろうということです。

 

多くの編集者は「いい本、悪い本はない」

「売れる本がいい本だ」というような

名言を一度は聞いたことがあります。

 

売れる本とは、読者が買ってくれる本です。

 

なので、「著者」は出版社にとって当然、

原稿を書いてくださる貴重な人ですが、

「その出版社にあった、売れる原稿を書く」

ことで価値が出るので

いくら素晴らしい原稿(企画)でも、

その出版社の得意な原稿(企画)

でなければ、価値は生まれません。

 

なので著者を大事にしたいのは

大事にしたいのですが

自社にあった著者を

大事にすることが

優先される。

 

でも、著者側からすると出会った出版社の

編集者さんから「この企画は本にならない」

と、返答されたら、

出版業界全体代表の言葉だと

思ってしまいがちだと感じます。

 

そういう判断を一人でするのは、

私はむしろ無謀だと思います。

 

専門家の意見を聞いていただきたい。

 

プロの俳優でも、オーディションを受けます。

 

オーディションを通過するために

たくさんの練習をしたり

訓練をします。

 

著者になるのも同じことかと思います。

 

それを一人でやるのか、

プロの指導を受けるのか

という考え方の違い。

 

そんな相談含め、城村に会いに来て下さい。

(終)

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