感謝脳

『感謝脳 』
樺沢紫苑、田代政貴
飛鳥新社
https://amzn.asia/d/03OIA2hM

人に「ありがとう」と言うことは、
多くの人が大事だと知っていると思います。

それを「戦略」として捉える。

この本を読んで思うのは、
感謝は、
夢を実現させるための“効率のいい戦略”だってこと。

こう言うと、
少しあざとく感じるかもしれません。

でも面白いのは、
この「感謝」というものは、
あざとくやった瞬間に、
まったく効果がなくなる。

「戦略として使える」のに、
「打算では使えない」。

ここに、
感謝の本質があるように思います。

この本では、
精神科医の樺沢先生と感謝研究家の田代さん
2人の著者が、
感謝が人にどんな影響を与えるのかを、
エビデンスと実証で語っています。

読んでいて感じるのは、
テクニックとしての感謝ではなく、
「なぜ人は感謝できるのか」
という、もっと根源的な問いです。

私なりの解釈で言うと、
感謝ができるかどうかは、
「自分が存在している仕組み」を
理解できているかどうかだと思います。

自分のことしか見えていないと、
周りの人は、
自分のやりたいことに口出ししてくる人だったり、
邪魔してくる人だったり、
自分のために動いてくれない人に見える。

でも、
少し視点を引いてみると、
自分がここにいるのは、
先祖がいて、
誰かが作ってくれた環境があって、
仕事をしているのも、
誰かが作ったパソコンで、
誰かが作った食べ物を食べながら、
たくさんのものの上に成り立っている。

そう考えると、
見える世界が変わります。

昔、
おばあちゃんが
「ありがたい、ありがたい」と言っていたのは、
歳を重ねることで、
この構造が見えていたからなのかもしれません。

つまり、
感謝とは、
「自分と社会の関係性を理解すること」
なのだと思います。

実はこれ、
とても重要なテーマで、
私たちは今、
個人としての自由度が高い時代に生きています。

だからこそ、
自分中心の視点になりやすい。
でも、
その状態では、
うまくいかないことも多い。

なぜなら、
人は単体ではなく、
関係性の中で生きているからです。

この本は、
感謝というテーマを通して、
「人はどうやって社会とつながっているのか」
を教えてくれる一冊だと感じました。

ちなみに私は、
小さい頃から、
自分の意志を曲げて生きるのが苦手なタイプでした。

といえば聞こえがいいですが
つまりは、超絶わがままだったと思います。

それでも、
振り返ってみると、
親も、
友達も、
上司も、
同僚も、
よくこの人間を
抹殺せずに(笑)、
付き合ってくれたなと思います。
(もしかしたら、呆れて諦めてるだけかも
嫌われてても私が、気づいてなかっただけかもしれませんが)

だからこそ、
今は本当に思います。
周りの人たちに、
感謝しかないなと。

そして今も、
クライアントの皆さん、
著者の皆さん、
スタッフの皆さん、
家族に、
感謝しかありません。

たぶん、
この性格は一生変わらないので、
先に言っておきます。
ありがとうございます。

この本は、
「感謝するといいよ」という話ではなく、
「なぜ感謝が生まれるのか」
「なぜ感謝が人を変えるのか」
を理解させてくれる本です。

そしてそれは、
自分がどう生きるか、
誰とどう関わるか、
という問いにもつながっていきます。

感謝を、
単なる感情ではなく、
“構造として理解したい人”に、
とてもおすすめの一冊です。
(終)

★本を題材にしたエッセイを書きます★

会員制文章執筆サロン ふみサロ 会員募集中
登録された方にもれなく、エッセイミニ講座動画をプレゼント
https://jdiscover.jp/bookreview/cat03/fumisaro/

★日常を豊かにするための本と出会うメールマガジン★
発行しています
「それでも、日々は輝いて。~本と一緒に歩こう~」
ぜひ、ご登録ください
いますぐ登録!

応援よろしくお願いします!

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です