「類書の調査をする」
書籍の企画を考える際に
必要なことです。
ここを意識しない人がいますが、
それは、とても損なことです。
類書を研究することで、
・ 書籍市場の中での自分のポジションがわかる
・ 自分の強みや、表現の特徴を自覚できる
・ 「人のフリみて・・・」ということで、自著の執筆に活かせる
などのメリットがあります。
ところが時々
類書を調べて「元気がなくなってしまった」
という人がいます。
「自分はこんなすごい人ではないから書けない!」
と、萎縮してしまう。
あるいは、
「こんな簡単な内容で本になっちゃうなんて!」
と、がっかりしてしまう。
その意見は、私は両方正しいと思います。
わかりやすい例でいうと
例えば、英語学習の本。
書店に並んでいるタイトルを見ると
「中学生英語の復習の本」
「世界一簡単な英語の本」
など、「簡単ですよ」を強調する英語の本がいっぱいあるかと思えば、
ディープに英語を勉強している人向けに
「日本人だけが知らない難解英単語」
という本があって、売れていたりします。
どういうことかというと
それぞれいろいろなレベルの人がいて
そのレベルに合わせた本が必要だということです。
なので、その分野で、初心者用の本、
少しレベルの高い人用の本という具合に
様々なものがあっていいのです。
大事なのは、
「このくらいのレベルの本ですよ」
「こういう人に最適な本ですよ」
という、この本を読んで「よかった!」と思う読者が
ちゃんと、この本と出会えるように本を書くこと。
そのためにも、類書の調査は大事なのです。
あなたの読者は必ずいる
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