ササエさんの「花沢不動産」はなぜ潰れないのか?

『ササエさんの「花沢不動産」はなぜ潰れないのか?』
齋藤智明 著
宝島社 刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4800245400

 

 

 
いつもお客がいないのに安泰。
儲けの秘密がよくわかる!これ1冊で不動産業界の仕組みも丸わかり。

 

花沢不動産に見る儲けのカラクリを解説。

サザエさんの世界をプロの不動産業者の視点で見てみると、面白いほど不動産の基礎知識がわかります。
なぜ花沢不動産は磯野カツオをほしがるのか?
花沢不動産はいったい何で儲けているのか?
磯野邸の資産価値はいくらなのか?
現代社会で花沢不動産が直面している問題は何なのか?

カツオが花沢不動産を継いだ後に残された課題とは何か? など世間一般から見るとわかりづらい、
不動産の世界とその儲けのカラクリ、お金の話題がすっきり理解できます。

 

花沢不動産のメイン業務は「賃貸管理」だということ。

 

「賃貸管理型」は、大家さんから直接物件の管理を任され、庭や建物の共用部分を定期的に掃除したり、家賃を集めたり、事故やクレームの対応をしたりと日々の建物の管理をします。
借り手が部屋を気に入れば契約成立。

 

ここからやっと、賃貸管理型不動産会社のもうけが発生します。

 

まず契約時。借り手は物件を仲介した不動産会社に仲介手数料を支払いますが、物件管理型の不動産会社は大家さんから仲介手数料を受け取ります。

 

さらに、物件を管理すると定期的な収入が見込めます。

 

まず、
家賃の集金代行手数料。相場は家賃の3~5%で、かりに5%とすると家賃10万円×0.05=5,000円。部屋数100室、家賃平均10万円の物件を管理すれば、これだけで毎月50万円の収入になります。

 
このほか、入居者から鍵交換手数料、保証会社をつければ保証委託契約の手数料、火災保険加入手数料などなど。2年ごとに訪れる賃貸契約の更新時手数料は、貸し手と借り手双方からダブルで受け取っているのだそう。

 

花沢不動産の主なお客さんは、地域の大家さんたちだったのです。店内にお客がいなくても経営が安定しているのは、大家さんたちをしっかりとつなぎ止めているからなんですね。

自力で年収をあげることは難しくとも、運よく先祖代々からの土地のある人は、土地を有効活用して不労所得を得ることもできると思う。

 

 

 

 

 

*この記事は、ネット上の書評を引用して構成しています

 

 

 

 

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