そうだ、葉っぱを売ろう!過疎の町、どん底からの再生

「そうだ、葉っぱを売ろう!過疎の町、どん底からの再生」
横石知二 著
ソフトバンククリエイティブ  刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4797340657

 

 

 

テレビや新聞・雑誌などマスコミでもよく取り上げられているので、ご存知かもしれません。
ある田舎町で興した 「葉っぱビジネス」 について、仕掛け人である横石知二氏が書いた本です。

 

 

葉っぱビジネスを思いついた当初から、確固たるビジョンがありました。上勝町の人たちに、自分の住んでいる町のことを誇りに思ってほしいという信念です。

 

背景は、横石さんが上勝町の農協に営農指導員としてやってきた当時、上勝町の人たちの様子を見て 「これではいけない」 と強い危機感を抱いたことです。
男性は朝から酒を飲み、女の人は他人の悪口ばかり言うだけで何もしていないように見えました。

 

女の人の仕事がないことも、葉っぱビジネスを思いついたきっかけでした。
葉っぱなら女の人でもおばあちゃんでも扱えることができるからです。

 

本書の最後の方に書かれていましたが、横石さんは 「みんなが働ける社会をつくりたい」 という思いを持っています。

単に、葉っぱが売れそう、一儲けしたいという動機ではありません。
社会を豊かにするというビジョンでした。

 

 

少子高齢化や過疎が進み、一時はどん底であったのが愛媛県上勝町でした。

 

葉っぱビジネスは、全くのゼロからのスタートでした。その後は上勝町だけでも2.6億円の売上高をあげますが、当初はマーケットすらありませんでした。

 

妻物として葉や花は使われていましたが、葉っぱビジネスが存在する前は料理人の人が自分で山とかに探しに行って葉っぱを取ってきていたそうです。
つまり、葉っぱを売る/買うという発想がそもそもなかった。そこにマーケットチャンスを見出し、実現させたのが著者である横石さんでした。

 

 

本書には、いかに葉っぱビジネスが始まり、町を再生していったかが紹介されています。

 

 

 

 

 

 

*この記事は、ネット上の書評を引用して構成しています

 

 

 

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