世界のエリートはなぜ「美意識」鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」

『世界のエリートはなぜ「美意識」鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」』
山口周 著
光文社 刊
https://www.amazon.co.jp/dp/B073S1RJX2
なるほど! のタイトルです。

今、美術館に、ビジネスの知的層の人たちが、足しげく通っている
ということなのですが、

それはなぜか

1. 論理的・理性的な情報処理スキルの限界が露呈しつつある
2. 世界中の市場が「自己実現的消費」へと向かいつつある
3. システムの変化にルールの制定が追いつかない状況が発生している

なので、非言語コミュニケーションや、直感、想像力 が必要
もっと、俯瞰的に物を捉えて
判断することが必要な時代
というのは、とっても納得です。
毎日ニュースを見ていると
既得権益に守られたおじさまたちが
一生懸命自分たちの巣を守ろうとしているような案件が
露呈していますが
近視眼的な印象が否めません。
一人一人の市民が
そんな思惑に絡め取られないように
自由に、生きていけたらいいです!
ということで本のご紹介

・・・・・・・・・・・・・・

 

いま「エリート」が美術館のワークショップに参加したり、
グローバル企業がアートスクールに幹部候補を送り込んだりすることが増えている。

単に「教養」を身につけるためではない。
そこには「美意識」を鍛えるという、きわめて実利的な理由があるという。

 

 

すさまじいスピードで変化している現代社会において、
重要な意思決定を行なうエリートに求められるのが「美意識」だ。

なぜなら「美意識」とは、
不透明な社会を切り抜けるうえで明確な判断基準となってくれるからである。

 

アートや「美意識」と聞くと、
いわゆる「クリエイティブ」な領域の話かと思われるかもしれない。
しかし本書で語られる「美意識」は
その領域だけにとどまらず、善悪の判断も含まれている。

長く「論理」や「理性」に重きを置いてきた日本企業はいま、
海外企業に押されて苦境の中にある。
大企業のコンプライアンス違反、
新興ネットベンチャー企業の不祥事も記憶に新しい。
こうした問題の根本には、
数値目標や言語化して説明できる「サイエンス」だけを追求してきたことがあるのではないか。
こうした苦境を乗り越えるヒントとなるのが、
「直感」や「感性」の領域、すなわち「美意識」というわけである。

 

 

現代社会のあり方に疑問をもっている人、
企業経営で行きづまっている人、
あるいは勉強ばかりで疲れてしまった受験生に、とりわけおすすめしたい一冊。
本書を読めば、これから何を大事にするべきかが見えてくるだろう。

これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、
いわば「サイエンス重視の意思決定」では、
今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない。

 

 

――「直感」と「感性」の時代――組織開発・リーダー育成を専門とする

コーン・フェリー・ヘイグループのパートナーによる、

複雑化・不安定化したビジネス社会で勝つための画期的論考!

 

 

*この記事は、ネット上の書評を引用して構成しています

 

 

 

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