「こどもホスピス―限りある小さな命が輝く場所」
田川尚人
新泉社
https://www.amazon.co.jp/dp/4787719211/
家族の死は悲しいです。
順番といえ、親であっても。
ましてや、伴侶でもそうです。
ただ、やっぱり、子どもの死は、親としてはやりきれない。
この本の著者は、6歳で次女を亡くされました。
普通に幼稚園に通っていた子どもが
ある日、「余命半年」を宣言され、その5か月後に亡くなる。
このくだりを読むだけで、胸がヒリヒリします。
この本は、
NPO法人横浜こどもホスピスプロジェクトの代表理事である著者が
日本ではまだ少ない「こどもホスピス」の設立のために活動し、わが子を亡くした自分や患者会遺族の体験をふまえ、こどもホスピスとは何か、その必要性とともに語っています。
素晴らしい活動です。
出版関係者からすれば、ぜひ、ほんにしてほしいとシンプルに考えます。
でも、ご本人や家族からすれば
家族を亡くした痛みと向き合わざるを得ない状況になります。
著者の長女もその痛みとつきあいながら、父の活動を理解していきます。
心が沁みます。
この本の担当編集者も泣きながら取材したとか。
命の温もりが伝わる一冊です。
(本文)
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