こども六法

「こども六法」
山崎 聡一郎
弘文堂
https://www.amazon.co.jp/dp/4335357923/

 

クリエイティブキャピタルという、クリエーターを支援する会社の方が出会い、

クラウドファンディングでの資金調達と、出版社の出会いがあって、本が出て

今、ヒットしています。

 

そんな自分の企画を支援してくれる会社があったら

ぜひ、応援してもらいたい。

と思うかもしれません。

 

どうしたら、こんな素敵なことが起こるのか

 

なぜ、この企画が成功したかといえば、

「志」しかないと感じます。

 

この本では、

子どもが、身の回りで

「誰かにいじめられた」

「親から暴力を振るわれている」

「誰かにものを盗まれた」

という事件に対峙した時に

それは、あなたが悪いからそうなっているのではなく、

あなたは、幸せに生きる権利があるんだから、

そのことは、ルール違反になっていることを

教えてくれる。

 

また、自分の行動で他の人の権利を侵害したら、

それは罪になる可能性がある、ということを知る。

という目的の本です。

 

もしかしたら、昔は、こういうことは

親を含めた地域のコミュニティで、何となく身についたのかもしれません。

 

でも、今はコミュニティの関係も薄くなり、

親も忙しくなり、の背景の中で、

私は、小・中・高校の子供とは、今は、直接関係ありませんが、

(じきに関係者になりますが)

 

日頃のニュースなど見てると、

すごくタイムリーで、子どもたちに読ませてあげたい!

と思う本です。

 

私は、今ある全ての問題は、

日本国憲法で約束されている

「基本的人権」と照らして解決することが、正しいのだろうと思っています。

 

例えば、

会社で、つまらない仕事をさせられて、

あるいは、せっかく積み上げた成果を、上司に横取りされて、

あるいは、半沢直樹のような理不尽な出来事が多々ある

といった時に、

「半沢直樹」の行動が支持されるのは、

「基本的人権」に即した動きであるからだとも思うのです。

 

自分が辛かったらそれでいいのではなく、

自分の人権は、自分が真っ先に守らなくちゃいけないのです。

 

勝手に自分が被害者になってるとしたら

それは、他者に対しても迷惑です。

 

と、そうなった時に

他者を攻撃する人がいますが、

それは、他者の人権を侵害しているわけですから

その人のことも大切にする。

 

そこに、拮抗する要件が絶対に現れますが、

そういうことを考えるのが、人間の本来の仕事なのではないでしょうか?

 

もう、人間社会なんて問題だらけだと思います。

 

言いたいのは、だから、落ち込んでないで

いじめられてないで

問題はいっぱいあるんだから、

元気がないなんて言ってるヒマはないのだから

良くしてしまいましょうよ。と言いたい。

 

その時に、だから、やっぱり、著者には働いて欲しいのですよ。

 

というか、みなさん著者になって

それぞれの専門分野で、問題解決をしてくださいよ、って思う。

 

ルールは、まず、把握しないと、思想がわからないから理解します。

 

でも、理解だけでは良くならなくて、

それを運用することが大事です。

 

そのルールの運用は、柔軟で、

絶えず「より良くする」の思想で行う、ということだと思います。

 

人類全員が

「恨み」につながるような負の感情を

「より良くする」のエネルギーに転換したら

どんなに世界が良くなるでしょうか?

 

著者になって、世界を救っていただきたい!

と思います。

(終)

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