「笑説これが北海道弁だべさ」
西本伸顕 著
小野田哲久(カバー・本文イラスト)
北海道新聞社
https://www.amazon.co.jp/dp/4894535645/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_etbtDbEEE7TMX
今まで、あまり北海道に縁がなかった。
どちらかというと
「海」だったり
「南の島」だったり
解放されてる感じが好きで
北海道の大地にも、関心があるものの
ご縁がなかった。
ふとしたきっかけで
「水曜どうでしょう」という北海道テレビ制作の番組を
再放送で見た。
「対決列島 〜甘いもの国取り物語〜」
全く意味がわからなかった。
舞台裏の人が喋ってる声が番組になってる。
テレビの中の人と、ディレクターが喋ってて
さらに、一緒に甘いものを食べてるけど
一応、テレビの中の人と、ディレクターは区別されてて
ディレクターはちゃんと映らない。
一応、ルールがあるが
すぐに変わる。
ズルもOK。
理屈が通ってるのか通ってないのかわからない。
予定がなくて段取りがグズグズ。
など、これをどうやって楽しむのかと思ってたが、
ちょっと視点を引いてみると、
「水曜どうでしょう」で北海道テレビのビルが建ったとか
20年前の番組が、いまだに再放送されてるとか
この、ディレクター陣の本が売れてるとか
謎が謎を呼び、「北海道おそるべし!」と思ってたら
またまた変な本に出会ってしまった。
そもそも、
北海道の人は、自分たちが喋ってる言葉を
「共通語」だと思い込んでるとか。
確かに開拓者たちが集まった、
多様な人たちで、
東北や沖縄のような、キツーい方言とはちょっと違うのかも
しれないが、
「共通語:だと思ってるというのもすごい。
この本の中では
北海道弁 ベスト30とか
北海道弁の辞書のような機能もあるが
古典を北海道弁で読むとか
北海道弁のクイズなども
催され、
「北海道弁」愛されてるなーとしみじみ。
また、このカバーのイラストも秀逸。
熊の着ぐるみを来てトウモロコシを片手に
シャケのポシェットを抱えて
ノートと鉛筆を持って
この著者は、北海道を取材しているようですが、
牛に
「はんかくさいんでないかい」
(バカっぽいんじゃないのですか?)
と、たしなめられている。
しかし、著者によると
これこそ THE北海道弁
道産子の愛すべき愚かさ
なのだそうだが、
それを聞くと
北海道初で
「水曜どうでしょう」という番組が存在するのは
すごく納得である
(終)
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