「はじめての発明―アイデアを商品化して収入を得る方法」
松本奈緒美
新泉社
https://www.amazon.co.jp/dp/4787720120/
現在は
発明家として、数々のヒット商品を生み出している著者です。
でも、初めての発明を生み出す前の状況を
こんな風に語っています。
「不器用で面倒くさがり屋の私は、結婚前はもちろんのこと、
結婚後も家事がまったくできませんでした。
しかし、節約しなければならない生活のなかで自分を助けるために
掃除道具を作ったことが、発明を始めるきっかけとなりました。」
その後「ペン先すーぴぃ」というデビュー発明が１４万個のヒット商品に。
ヒーローズジャーニーです。
家事が苦手でなければ、アイデアは出なかったことでしょう。
この本では、例えば、
特許を取るなら、アイデアは先に話してはいけないとか、
お金をかけないで試作を用意する方法とか、
市場調査、権利取得、販売などの方法がやさしく書かれています。
帯には
「このひらめきは商品になりそう！ でも、どうやって・・・・？」
という言葉があります。
そうそう、そこそこ！！
と、私は大共感です。
「この発見・ときめき・思いを困ってる読者に伝えたい！でも、どうやって？！」
その『どうやって』が大事。
やる気があるなら、自分で調べて登ってこい！
というのは、真実ではありますが、
その途中で、間違った情報を掴んじゃったり、
情報を掴むのにえらく時間が掛かっちゃったりしたら
もったいない。
また、情報なしにやみくもに動くのは危険です。
スポーツでしたら、事故や怪我に繋がる可能性がありますが、
出版に進むにあたっても
無用なトラウマを抱えたり、
自分の思わない本になってしまう、大きな事故になることもあります。
なので、手順を知ることは大事だと思っています。
『本人が情報をつかもうとする意欲』と
『適切な情報との出会い』が
バランスが良いと いいと思います。
私の立場からすると
その人が欲しい時に、欲しい情報がマッチすると
とても成果が上がると感じています。
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(終)
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