「チームでも、個人でも、ムダなく滞らせず結果を出す 計画力の鍛え方」
中尾 ゆうすけ
すばる舎
https://www.amazon.co.jp/dp/4799107178/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_OdaZCbW6MVB0W
間違いなく「計画力」は必要だ。
私が痛感するのは
「こういう目論見で進めてたよね」
っていう合意がされていたとして進んでいる仕事なのに、
途中で合理性なく
「やめる」だの「変更」だの言い出したり、
終わってから、いい結果出ない
「実は最初から乗り気でなかった」とか
手のひら返して言ったり、
というのが嫌だから。
嫌なので、なるべく、仕事を一緒にするときには
その目論見を自分なりに納得できるところまでは
「一緒かどうかを探る」
それでも、ごく稀に、たまーに
こういうことがある。
私も、人のイベントをサポートする場合
私の仕事で言えば
出版する人をサポートする場合は
ご本人の計画について、しっかり把握しようとする。
だが、自分のイベントとなると
一人で自問自答する意識を持たないと
いつの間にやら、計画を作る自分、実行する自分、チェックする自分が
混濁としてくる。
著者は
計画を立てられない理由に
・計画を立てても意味がなかった経験があるタイプ
・計画を立てるとは現実を見ることなので、それが苦痛なタイプ
・成り行き任せにしたいから、計画はいらないタイプ
で解説してくれていて
とっても、腑に落ちる。
私の場合は、無意識にこの3つが入っているように思う。
計画を立てて、実行すると気持ちが良い。
目指すタイミングまでに、目指す結果が出ていなければ
作戦を変更したり対策を打つというわけで
計画とは、縛られるものではなく
自分のをチェックしてくれる、相棒のようなものだと
このサイクルがうまくいくととっても気持ちがいい。
例えば、
「今日は、美味しいパスタを食べに行こう」と出かけたところ
目当ての店がいっぱい。
じゃあ
別のパスタの店にするのか
時間がなければ、目当てのその店の近くの店にするのか
次の店もいっぱいだったら
そもそも、この時間に予約なしで出かけるのが無謀だったのか
と検証したりする。
結構、食べ物は重要である。
友人でも、家族でも
このイベントで、楽しくなったり、険悪になったりすぐにする。
特に家族などは、双方で甘えがあるし
合理的な検証がしにくいから、
でも、家族こそ
この意識を持ってると、気持ちがいいのではないかと思う。
私も、かつて子どもを連れて出かける時、
子どもが小さい時には、親が計画も話さず出かけるわけだが
私の無鉄砲さに感づいたからか
下の娘は、私とよくチェックするようになり
おかげで、私も自分の思惑を娘に話すようになったし
そのために、娘がその計画に協力をしてくれるようになってきた。
映画を観にいく、ショッピングに行く、旅行に行くなど
例えば、映画を観に行くには、何時の回を見てそのあと、どこでご飯を食べようか
など話が進む。
小さな積み重ねが大事だ。
この本は、「チームでも個人でも、」という
「個人」にフォーカスしているのも魅力。
また、この著者の中尾さんの着実なる行動力を伺っていると
このひとだったら、説得力がバリバリにある! と感じる。
人が成功するというのは
大きなアイデアや、突飛な才能というように思いがちだが
日頃の、小さな積み重ねが、その人お地力になり、成功するのだと
改めての、この本を読んで、著者の姿も見て納得するところである。
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