「手記 札幌に俊カフェができました」

「手記 札幌に俊カフェができました」

古川 奈央 著
ポエムピース刊

https://www.amazon.co.jp/dp/4908827516

 

 

ただただ、ひたすら谷川俊太郎さんが大好きな著者・古川奈央さん

大好きな俊太郎さんと語らえる場、俊太郎さんのグッズや詩を歌う場所を作りたい!という
著者の強い思いから、谷川俊太郎さんご本人公認の私設記念館的な「俊カフェ」を作られました。

 

 

故郷札幌で、周りの温かい協力を得ながら、カフェオープン実現までのプロセスが
多くのエピソードと共に著者の飾らない素直な語り口調で綴られています。

 

 

ページをめくるほどに、俊太郎さんへの愛があふれていて
著者が俊太郎さんと二人で会話するシーンは、初恋の人と語らうピュアな少女を見るようです。

 

 

「俊カフェ」オープン実現には、やはり紆余曲折があるものの
一貫して尊敬と憧憬と強い情熱を持ち続けて「夢を叶え、結果を出した」
それが成功学の基本のキだと改めて思い起こさせてくれるビジネス書的な一面もあり

 

 

純粋な思いを持ち続けること、それ自体が幸せな事だと
読み進めるほどに、ふんわりしたときめきを感じさせてくれる物語のような一面をも合わせ持っている、といえる心温まる一冊です。

 

 

俊太郎さんは「俊カフェ」に貴重な作品を寄贈されたり、案内を書き下ろされたりなど、
惜しまず協力されています。

 

 

谷川俊太郎さん
1931年東京生まれ。日本の詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家。
1952年『二十億光年の孤独』初の詩集を発表
世界中にファンを持つ日本を代表する詩人のお一人です。

 

 

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