「世界No.1営業マンが教える やってはいけない51のこと」
財津 優 著
明日香出版社 刊
著者の財津さんは、私のお友達です。
私が編集者であることから
企画の相談を聞くこともあるのですが
「こんな本を作りたい」という、
この本とは別の企画の話を聞いたりもしました。
彼が、一年の予算・売上を年初で達成してしまい
とっても自由で楽しそうに生きている
そんな
スーパー営業マンであることは知っていましたが
私と話をしていた企画は別のものでしたので
この企画は、たいへん腑に落ちる企画であります。
営業の方法だけではなく著者の仕事に対する姿勢を
メソッドにして、披露してくれています。
例えば
・頼られ上手にならない
・お客様と仲良くならない
・空気を読まない
・新人を甘く見ない
などなど
当たり前のことをやっていないからこそ
人と違う成績が上げられるのだろうと納得します。
しかし、
私が特筆したいのは
これは、わかりやすく、方法論にしてくれているだけで
その裏の著者の思想です。
あとがきに
「ドラゴンボール」(鳥山明著)が好きだとあります。
なぜなら
主人公の孫悟空
一番レベルアップするのは
「瀕死の重傷から復活したとき」
なのですが、
瀕死の重傷を受けるとは
チャレンジをしているからこそあるのだと。
この本では、わかりやすいようにメソッドとして伝えているが
本当に伝えたいのは、常に向上に向かって挑戦する姿勢なのでしょう。
私も「ドラゴンボール」が大好きで、
よく子どもを言い訳に
子どもの友達たちも一緒に連れて映画館にも
観に行きました。
昔の記憶でおぼろげなのですが、
孫悟空のアバター的なキャラクターが出てきて、
そのキャラクターは、孫悟空のノー天気さと対局にあるような性質で
素の状態は、怒りの感情がむき出しなのですが
その力を支配する者が
禁箍児(金箍児・きんこじ)のような輪をはめていて
暗く、沈んで、大人しい状態になっている・・・・
孫悟空との対比で印象に残っています。
多くの人は、この禁箍児を
勝手に自分にはめて、沈んでいるのではないでしょうか?
禁箍児なんて外して
孫悟空のように思いっきりチャレンジをしたい。
瀕死の重傷を負ったらそれがじぶんを強くしてくれる。
世界No. 1の営業マンになった裏には
そういう思想があるのでしょう。
だからこそ、やりたい本の企画があったのだと思います。
次の企画は、財津さんと一緒に私もチャレンジしてみたいと思いました
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