営業せずに顧客が集まる 税理士のための 銀行とのパイプのつくり方

『営業せずに顧客が集まる 税理士のための 銀行とのパイプのつくり方』
東川 仁
日本実業出版社
https://amzn.asia/d/dcdVQfE

多くの税理士さんは、
「営業しないと顧客は増えない」
と思っているのかも知れません。

だから、
営業力を上げる。
広告を出す。

もちろん、それは間違いではありません。

でも――
そもそも、
「営業しなくても顧客の方からやってくる構造」を
つくるという発想は、持っているでしょうか。

この本は、
まさにその構造について書かれた一冊です。

コンセプトはシンプルで、
「顧客は“取りに行くもの”ではなく、
“やってくる仕組み”をつくるもの」
そのための鍵が、銀行との関係性です。

金融庁の方針もあり、
銀行は今、企業支援を強化しています。

そして銀行は、
「創業直後の企業」や
「融資審査を通過した企業」など、
通常の営業では出会えない優良顧客と日常的に接点を持っています。

つまり、税理士さんは
銀行との関係性を築ければ、
顧客獲得の構造そのものが変わる。
ということなのです、

紹介が途切れない先生になる。

ここまでは、
ノウハウとして理解できる話です。
でも、
この本の本質は、そこだけでははありません。

著者は、
自身が勤めていた金融機関の破綻という
大きな出来事を経験されています。

それまで、
「経営者のために」と思ってやってきた仕事が、
一瞬で崩れ去る。

それでもなお、
中小企業の経営者を支えたいという思いから、
次のステージに進んでいくという経歴を持っています。

著者がやっているのは
「士業を支援することが、経営者支援になる」

さらに、
銀行も含めた関係性を構築することで、
・経営者が良くなる
・士業が価値を発揮する
・金融機関も機能する
という、“三方よし”の構造をつくる。

これは、
単なる営業手法ではなく、価値の循環設計です。

今の時代は、
待っていれば仕事が来る時代ではありません。

どの業界も、
「選ばれる理由」を持たなければ、
生き残れない。

特に士業は、
資格があるだけでは差別化にならず、
専門性の“見せ方”と“接続の仕方”が問われる時代です。

この本で語られているのは、
銀行との付き合い方のテクニックでありながら、
本質的には、
「自分の価値をどう社会に接続するか」
という問いでもあります。

これは、
税理士さんに限った話ではないでしょう。

自分の専門性をどう活かすのか。
誰とつながるのか。
どんな構造の中で価値を発揮するのか。
私たち一人ひとりが、
問われているテーマです。

私の仕事でいえば
読者を喜ばせるためには、
著者の幸せがあり、
出版社の意図があり、
そして社会の流れに合っている必要があります。

この本は、
まさにそのバランスの中で生まれた一冊だと感じます。
単なる「顧客獲得の方法」ではなく、
「価値が自然に循環する構造とは何か」
を考えさせてくれる本です。
(終)

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