バックオフィスの強化書: 「年商3億の壁」を越えて、会社が成長軌道に乗る

『バックオフィスの強化書: 「年商3億の壁」を越えて、会社が成長軌道に乗る 』
細野 哲平
同友館
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冒頭で、著者の細野さんは、
自分が創業した会社をたたんだ話から始めます。
この導入が、実に見事なんです。

なぜなら――
成功の話ではなく、「失敗」から始まるから。

そのリアルが、この本全体の説得力を支えています。
本書のコンセプトは、とてもシンプルです。

「成長したいなら、基礎・基盤を整えよ」

年商3億に満たない経営者でも、
まだ起業していない人でも、
あるいは会社経営をしていない人であっても、
この“基盤を整える”という考え方は、
すべての人に共通するテーマだと思います。

今は、未来が不透明で、変化のスピードが速い時代。
かつての高度成長期のように
「正解は一つ」「王道を進めば勝てる」
という時代ではありません。

今は、小さな実験と小さな失敗を重ねながら、
自分なりの正解を見つけていく時代。
言うなれば、
私たちは皆、科学者のように生きている。

ところが――
正解が見えない時代だからこそ、
人は「失敗」を恐れます。

「答えは自分の中にある」

この言葉は美しいけれど、
実はとても高度で、哲学的です。

しかも今は、
インターネット時代、SNS時代。
自分が求めなくても、
情報がどんどん押し寄せてきます。

人は環境に適応する生き物です。
どれだけ前向きな人でも、
毎日ネガティブな情報を浴び続ければ、
簡単に思考は引っ張られてしまう。

だからこそ大事なのは、
「進化・成長し続けられる仕組み」を持つこと。

・スマホを見る時間を決める
・ニュースの取り方を選ぶ
・優先順位を明確にする

こうした行動の積み重ねは、
実はすべてマネジメントの問題です。

「自分は何を目指して動いているのか」を可視化すること。
そのためのルールや運用を決めること。

これは企業で言えば、
まさにバックオフィスの役割。

多くの人は、成長のためにまず考えるのは
「営業強化」でしょう。

営業マンを増やす。
営業工数を増やす。
営業企画を強化する。

もちろんそれも重要です。
でも、
その営業が機能するための土台が整っていなければ、
成長は持続しません。

この“土台”の重要性を、
身をもって体験した著者だからこそ書ける一冊。

経営者でなくても、
「自分という会社」を運営している私たちにとって、
生きる基本を問い直してくれる本だと思います。
(終)

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