「
みらいパブリッシング
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分析する広報ってなんでしょう?
この本の中で
メディアとアナリストの扱う情報の違いを教えてくれています。
メディアの顧客は、視聴者や読者で、
「いかに大勢の人から見られたり読まれたりされたか」が評価。
アナリストは、
対象が「投資家」であり、
提供した情報によって、投資家が実際に、その株を売買したか。
それによって株価がどう変化したか。
つまり行動を起こしたかが、アナリストの評価。
そして、共通することが
「第三者からの評価をつくり出すこと」
です。
評価は、頑張ってしてたら、誰か評価してくれる
ということでは足りません。
頑張って誠実に行動することなんか当たり前で、
その上で、どう、表現していくかが重要。
だから、私は、「商業出版をする」ということが
まさしく、この小島さんが伝えていることと
共通するなと思います。
さらにですね、
この本の中では
その構造を理解している社長(経営者)だけが、
未来に生き残れる
ということを教えてくれます。
「社会の中で評価を高め、多くの人の期待を集めて
巻き込んでいくことが、自社の成長に直結する」
SNSの時代。全ての人が、メディアをという
諸刃の剣を持っているようなものです。
強力な武器は、うまく使えば、味方してくれますが
下手をすれば、自分を潰します。
事故やトラブル、謝罪をどうするか、
風評被害にどう立ち向かうか。
そんなことが、大企業だけでなく、
小さな会社も、個人事業主も人ごとでは
なくなっています。
この本は、上場企業1000社を継続調査してきて、
今も継続中のアナリストである著者が
その調査結果から見える
自社の成長を成し遂げてる社長の姿や、
その社長が意識している
「社会に向けて、自社をどう表現するか」
について教えてくれています。
ますます、激しい時代の変化の中で
会社はこれで安泰は、なくなってくるでしょう。
だからこそ、
社会からの見え方、社会への表現によって
応援される会社、見捨てられる会社がある。
危機があっても応援される会社は残り
売り上げが順調であっても、見捨てられれば明日はない。
社会との対話をどう考えていくか
自社の表現をどのように考えていくか
考える上で、貴重な一冊です。
(終)
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