『JASRACと著作権、これでいいのか 強硬路線に100万人が異議 』
城所岩生 著
ポエムピース 刊
https://amzn.asia/53Mqtee
書籍の制作の過程では、
引用や、執筆の際に、文献を参考にすることはよくあることです
その中でも、歌詞の引用が出てくると
申請の手続きが必要になり、
それが、多ければ、書籍の原価に影響するので
そもそもの企画の段階で慎重にならざるをえません
その音楽の著作権を徴収・管理しているのがJASRAC
この本は、JASRACが
音楽教室で子どもが練習するために演奏する楽曲の
著作権使用についても、使用料が発生すると主張したものに対し
大物ミュージシャンらも発言をしたことに端を発し
117万人が異議を唱えるまでの社会問題となった
「JASRAC音楽教室問題」について
米国弁護士である著者が究明
私たちの文化を守るはずの著作権は
実は、
むしろ文化衰退に加担しているのでは?
アメリカの権利の考え方、文化の発展
事業の発展の様子なども比較し
日本の文化の発展と権利保護の問題を
わかりやすいQ&A方式を用いて解説してくれています。
著者はこう言います
「欧米で著作権改革論議をリードしているのは学者です。
私は第3の人生で学者になって以来、
日本で著作権改革の論議が今一つ盛り上がらないのは
学者の怠慢ではないかとの自責の念に駆られてきました」
今の、JASRACの勢いは、
街で鼻歌を歌っていても、著作権料を取られるのでは?
という勢いです。
「冗談を」と思うかもしれませんが、
人間という動物は、権力を持つと勘違いをするという特性があります。
だからこそ、
豊かな人間らしい文化を望むと
おのずと、権力が集中するのではなく、
様々な考え方を認め、尊重し、高める社会が必要です。
ぜひ、一読ください
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