大地の花束

「大地の花束」
渡邉明弘
みらいパブリッシング
https://www.amazon.co.jp/dp/443426074X/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_HCn9CbPRS8HT6

 

 

この記事を書いてる2019年の6月
この一ヶ月前から、びっくりするくらい、交通事故が多発し、

さらに、無差別殺人が起こり、外を歩くのが怖くなるくらいだ。

 

 

この本は、4年前に、高校一年生だった長男の大地さんを
交通事故で亡くしたお父さんが書いたもの。

「交通事故防ぐ運動に力を注ぎたい!」
「誰も、加害者にも被害者にも遺族にもなってほしくない!」

という思いで、上梓された。

 

当時の状況が繊細に描かれていて
涙なしでは読めない。(外で読むのは注意)

 

この本を書くにあたって、著者であるお父様も
当時を思い出しながら、さぞ、辛かったであろうと想像する。

私には、現時点、想像することだけでも心がヒリヒリする。
著者の辛さが身にしみる。

しかし、実際交通事故は後をたたない。
その辛さの中から思いを、交通事故防止に向けた著者の姿勢には頭が下がる。

そして、その思いを本にするということ
と、この記事を書いているだけで涙が出て

 

 

交通事故は、起こしてしまった犯人も
殺意があったわけではないケースがほとんどなために
悲しみはより深い・

 

だからと言って車に乗らない。街を歩かないはできない。

なのでせめて
運転には、気をつけよう、無理はしないでいよう。
信号は守ろう。スマホをいじりながら歩くのはやめよう。

せめて、母より早く死なないようにしよう。

子どもたちの、毎日の健康を祈ろうと思う。
多少、私にそっけなくても、乱暴でも、苦情があろうと
返事がなくてもいい。

本当に、健やかにいてくれるだけでいいのだ。

この本を読んで、そう思った。

 

 

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